学校では教えてくれない日本史の授業 悪人英雄論 PHP文庫

井沢元彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784569762876
ISBN 10 : 4569762875
フォーマット
出版社
発行年月
2015年03月
日本
追加情報
:
476p;15

内容詳細

道鏡、平将門、足利尊氏、彼らは日本三悪人とされた人物たちだ。しかし、現在ではその評価は大きく変わっている。このように正史は常に正しいと思っていると、歴史の真実にたどり着くことはできない。むしろ正史の矛盾を追及していくことこそ真相への近道だと著者は言う。歴史を学ぶだけでなく、自分で考え推理する力を養う特別授業。

目次 : 天智天皇―「天智」という名には「悪」が込められている!/ 持統天皇―なぜ、自分の遺体を「火葬」にしたのか?/ 中臣鎌足と藤原不比等―二人の壮大な野望が日本の歴史を動かした!/ 藤原仲麻呂と道鏡―誰が二人を称徳の愛人に仕立て上げたのか/ 藤原氏―天皇家に巣くう寄生虫の謎/ 平将門―当時は極悪人、二百年後だったら大英雄/ 源頼義と義家―奥州制覇への夢と陰謀/ 源頼朝と義経―「政治の天才」と「戦術の天才」の悲劇/ 後醍醐天皇―天皇親政の英雄か、傲慢不遜の帝王か/ 足利尊氏―「英雄」でも「悪人」でもなかった「善人」の武士/ 足利義満―南北合一の英雄は「中国人」となった!/ 北条早雲―戦国大名第一号は「気配りの達人」だった/ 斎藤道三―国を盗み取った「まむしの道三」の謎/ 毛利元就―日本史上稀にみる「謀略の天才」

【著者紹介】
井沢元彦 : 作家。昭和29(1954)年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とん大西 さん

    (^_^;)…随分と久々のレビュー更新のような気がします(ちびちび読んでたんやけどね)。井沢さんのこのシリーズ、相変わらず定説を斜め45°ぐらいの視点でブッた斬ってくあたりは痛快で興味津々でエンタメ感に溢れてます。教科書を彩る史上の偉人悪玉善玉英雄。「公の歴史書では○○って明記してるけど、当時の価値観や概念からすると案外●●だった可能性が高いんじゃね?」−などと従来のイメージを転調させたり逆転させたり。穿った見方もご愛嬌。とりわけ天智天皇や持統天皇の章は面白かったです。古代ロマンも吹っ飛ぶ骨肉の妄執です。

  • ソラ さん

    逆説の日本史の復習のような感じ。ただ一から逆説の日本史シリーズを読むのもなかなかなのでよくまとまっててちょうどよい。

  • かいりゅ さん

    逆説の日本史シリーズを読んでいることもあり、復習のため、少し寄り道して読んでみた。文体は講義のような文章で読みやすく、逆説の日本史を思い出しながら、知識の習得を確認しながら読んだ。この巻は悪人英雄編となっているが、悪人ではなく歴史を変えた英雄編と言っていいのではないか。

  • へいがぁ さん

    井沢式「逆説」的人物論。他のシリーズで取り上げれていた人物も多かったのですが、逆に既刊ではほとんど記憶にない人物も出て来ましたので新鮮さも感じました。

  • にく18 さん

    ノンビリ読んだ。十四名の英雄or悪人?を、井沢元彦が語る本。現代目線で歴史を見てはいけない、は共感する。語り口調で読みやすかったです。井沢元彦、もう小説書いてないのかなぁ。書いてたら誰か教えてください。

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人物・団体紹介

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井沢元彦

作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局記者時代の80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。現在は執筆活動に専念し、独自の歴史観で『逆説の日本史』を『週刊ポスト』にて好評連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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