綴られる愛人 集英社文庫

井上荒野

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087458619
ISBN 10 : 408745861X
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
293p;16

内容詳細

夫に支配される人気作家・柚。先が見えない三流大学三回生の航大。二人はひょんなことから「綴り人の会」というサイトを介して、文通をはじめる。柚は「夫にDVを受けている専業主婦」を装い、航大は「エリート商社マン」だと偽って―。便箋の上に書かれた偽りが、いつしか真実を孕んで、二人をくるわせていく。掻き立てられた情動が、やがて越えてはならない一線を踏み越えさせて…。緊迫の恋愛サスペンス!

【著者紹介】
井上荒野 : 1961年東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞を受賞。2004年『潤一』で第11回島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で第139回直木賞、11年『そこへ行くな』で第6回中央公論文芸賞、16年『赤へ』で第29回柴田錬三郎賞、18年『その話は今日はやめておきましょう』で第35回織田作之助賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ピロ麻呂 さん

    往復書簡形式の恋愛小説。男は就職活動中の大学生。女は児童文学作家の既婚者。男はエリートサラリーマンと偽り、女は夫に束縛される主婦と偽り、手紙を通じて顔を見ぬ相手にお互い惹かれ合っていく。結局、会って不倫にまっしぐら〜と思いきや、夫を殺してくれたら会いましょう…とのまさかのミステリー展開へ。結末が予測できなくてハラハラドキドキおもしろかった!

  • わか☆ さん

    久々の井上荒野さん。やっぱり大人っぽいアンニュイな雰囲気がある。登場人物はどの人も好きになれないけど、とても人間味がある。SNSが流行っている今こそ文通してみたいなあ。文通ってロマンチックさを感じる。この本の感想は「うわ〜。こわ〜」かな。

  • ミサ さん

    女性作家と男子大学生がお互いに身分を偽って文通。二人の手紙の中で繰り広げられる世界と現実との違いを感じながら、虚構の自分も完全には嘘じゃないって思った。「愛する事をやめたいから夫に消えてほしい」という願いの切実さが物語の形になると理解できる。面白かった。

  • ぱぴこ*2 さん

    何だこの二人。自己陶酔女と現実逃避男。いったい何をどうしたいのか?何をやってんだか?束縛旦那氏がいちばんまともなのがもはやホラーでしょう。でも、なんやかんやで楽しんで読ませていただきました。井上荒野さん、まだしばらく追いかけます。【積み本:19】

  • まゆ さん

    35歳の有名な児童文学作家の柚と地方の三流大学に通う航大が28歳の専業主婦凛子と35歳の貿易会社勤務のエリートサラリーマン、クモオとして文通を通して現実の捌け口と疑似恋愛があらぬ方向へ。クモオはあまりに幼稚すぎてイライラした。手紙って魅惑的で怖くて不思議。手紙の上では自分じゃない自分でいられるのは手紙の魅力。

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人物・団体紹介

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井上荒野

1961年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞、2004年『潤一』で第十一回島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で第一三九回直木賞受賞など、受賞作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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