ホットプレートと震度四

井上荒野

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784473045799
ISBN 10 : 447304579X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年01月
日本
追加情報
:
184p;20

内容詳細

〈「ホットプレートほしい人いませんか?」――或る日、或る食卓、9つの物語。〉
〈女も男も、子どもも大人も。誰にでも、感情を呼び起こす“食と道具”がある。〉

数々の「おいしい小説」を手掛けてきた著者が贈る――“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描いた短編集。「今年のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホットプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」の9篇を収録。

【著者紹介】
井上荒野 : 1961年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞、2004年『潤一』で第十一回島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で第一三九回直木賞受賞など、受賞作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • starbro さん

    井上 荒野は、新作中心に読んでいる作家です。本書は、食に纏わる道具の連作短編集、オススメは、表題作「ホットプレートと震度四」&「さよなら、アクリルたわし」です。 https://www.book.tankosha.co.jp/shopdetail/000000001955/

  • いつでも母さん さん

    “食にまつわる道具”をめぐる短編9話。正直言って少し苦手な井上さんだが、今作は好みだった(偉そうな私・・汗)とは言っても、やはり何とも言えない空気感はあって、タイトル作はこの二組でなぜ会う?だったし『さよなら、アクリルたわし』のその後は気になるしではあった。好みは人は大人になるを感じた『水餃子の机』ほろっとした『焚いてるんだよ、薪ストーブ』また、井上さんのこんな短編集を読んでみたい。

  • なゆ さん

    これは、やわらかな荒野さん短編集。さらりと読めるけど、軽すぎずちゃんと余韻を残す。まあ、ろくでもなかった男も、ろくでもない男予備群も出てくるけれど。そんな男たちも、妻たちからじっくり見定められているのが心地よい。「コーヒーサーバーの冒険」は親目線で読むと肝が冷えるけど、子どもはいつでもチャンスを狙っていることを忘れてはいけない。ピザカッターの、息子グループの恋の行方を見守りながらの危うい親父の話が好きかな。デレついてんじゃねえぞ、はお前だろ。鉄鍋と焚き火の話もしんみりよかった。アクリルたわしが最も荒野調。

  • Ikutan さん

    『錠剤F』の次はこちらを。台所にある道具をモチーフにした九つの短編。食べることが好きな荒野さんらしく、台所への愛情が伝わってくるお話ばかり。一編が短いので、あっという間に読めるところは同じですが、こちらは、うってかわって穏やかな読後感。お気に入りは、道瑠ちゃん視点の『コーヒーサーバーの冒険』。ドキドキハラハラの冒険に思わず頬が弛んでしまった。食べ物と家族の思い出を綴った『水餃子の机』はじんわりしたし、緊張が解けた瞬間を鮮やかに切り取った『ホットプレートと震度四』もよかった。引き出しが多いですね、荒野さん。

  • チーママ さん

    食の道具をキーワードに、家族や友人とのさまざまな時間を描いた少しほろ苦い短編集。井上さんの作品は 、寝台列車ななつ星の話を集めた『Seven Stories 星が流れた夜の…』の中の「さよなら波瑠」を読んで以来。妻の死を受け入れられない夫の気持ちに涙したものだった。本作にもさまざまな夫婦の話が描かれているが、むかし憧れていたサークル仲間の男の訃報から、夫との今の幸せに気がつく「あのときの鉄鍋」、美味しい水餃子を作る母と久しぶりに再会した父との最後の時間を描いた「水餃子の机」が心に残った。

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井上荒野

1961年、東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「わたしのヌレエフ」で第一回フェミナ賞、2004年『潤一』で第十一回島清恋愛文学賞、08年『切羽へ』で第一三九回直木賞受賞など、受賞作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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