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比翼の象徴 明仁・美智子伝中巻 大衆の天皇制

井上亮

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000245562
ISBN 10 : 4000245562
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
井上亮 ,  

Content Description

正田美智子と運命的な出会いを果たした皇太子。「世紀の結婚」に国民は沸き、「ミッチーブーム」を巻き起こす。しかし、それは「古き天皇制こそ本道」と考える旧勢力の反発を招くものだった。彼らの怒りを一身に向けられた美智子妃は精神的に追い詰められ、消耗するが、美智子妃の存在はやがて皇室のあり方に変化をもたらしていく。

【著者紹介】
井上亮 : ジャーナリスト。1961年大阪府生まれ。全国紙記者として皇室、歴史問題などの分野を担当。元宮内庁長官・富田朝彦の「富田メモ」のスクープ報道で2006年度新聞協会賞を受賞。「歴史家の目を併せ持ったジャーナリスト」として、2022年度日本記者クラブ賞を受賞。2024年4月に新聞社を退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やいっち

    20日の未明…にもならない丑三つ時に読了した。9日足らずで。上巻は二週間は費やしたはずなので、文体などに慣れたのだろうが、それより明仁・美智子さんらへの思い入れが相当に深まり、一層身につまされる本として読めているからだろう。今月23日は、上皇さまの誕生日。91歳。上皇后さま共々比較的安定した状態だとか。何とか早々に下巻を手にしたい。

  • あまね

    上巻に続き、詳細な記述に圧巻です。中巻は、上皇陛下と上皇后陛下のご結婚から、昭和天皇陛下のご崩御まで。お若い時から国民のためにお心を細やかにお寄せになるお二人のお姿は、今更ながらに有り難く思いました。皇太子の頃からブレずにいらっしゃる『象徴』に対する陛下のお考えには、平成でお見せになった数々のお二人のお姿を思い返しました。また、上皇后陛下がお若い頃にお苦しみになられたお姿は雅子皇后陛下がお辛い思いをされたであろうお姿に重なり、私たちには測り知れないお大変さがおありになることを改めて思いました。

  • やいっち

    20日の未明…にもならない丑三つ時に読了した。9日足らずで。上巻は二週間は費やしたはずなので、文体などに慣れたのだろうが、それより明仁・美智子さんらへの思い入れが相当に深まり、一層身につまされる本として読めているからだろう。

  • 伊達者

    中巻は上皇夫妻の結婚から昭和天皇の崩御まで。前半は美智子妃が主人公。美智子妃の素晴らしい和歌がちりばめられている。和歌に取り組んだのはお妃教育かららしいがあらゆる面に優れた才能がこの分野でも花開いた。間接的に記録されている宮中女性たちのいじめと美智子妃の苦悩が生々しい。皇太子の求愛がほほほえましいがこれを受諾すると美智子妃が下したロジックも若くしてこれほど深いとはと驚かされる。昭和40年代から50年代は本の材料としている側近たちの記録が少ないせいか事実が並ぶだけで少しだれる。雅子妃登場して下巻へ。

  • 痴遊亭区路州

    最初の章「人生最大の”カケ”が読みどころ。平民にもかかわらず、正田美智子が如何にして、妃候補として浮上してきたか? 固辞する彼女に、逡巡する皇太子。彼を励ます友人たちと、電話作戦に踏み切る皇太子。ついに彼女は決意し結婚する。ところが、皇后良子は平民との結婚をを快く思わず、松平信子をリーダーとする女官たち、宮中の守旧派は、苛め派となる。このため美智子は激やせ、心身不良に陥る。このあたり皇太子が強く口説いた割にはサポートがイマイチの感じ。子供3人を生み、外国訪問、国内巡行の活躍も描かれる。

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