クローズドサスペンスヘブン 新潮文庫nex

五条紀夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101802619
ISBN 10 : 4101802610
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
追加情報
:
272p;16

内容詳細

俺は、間違いなく殺された。なのに、ここはどこだ?気がついたら目の前にはリゾートビーチと西洋館。姿の見えない配達人から毎朝届く不思議な新聞によると、現世で惨殺された6人が、記憶を無くした状態で、この天国屋敷に返り咲いたらしい。俺は誰だ?なぜ、誰に殺された!?俺たちは真相を知りたい―。館ものクローズドサークルに新風を吹き込む「全員もう死んでる」ミステリ。

【著者紹介】
五条紀夫 : 小説家。2022(令和4)年、『クローズドサスペンスヘブン』で新潮ミステリー大賞最終候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナルピーチ さん

    登場人物が全員死亡した状態から始まる異色のミステリ。その物語の舞台とは…まさかの天国!今までにない斬新な設定でのクローズドサークルは、この世で実行されたとある連続殺人事件を引き金に六人の容疑者から犯人を特定していく。特殊設定を上手く利用したミステリで独特なルールのある世界観。それだけに留まらず、テンポの良さとユーモア溢れるキャラのおかげでとても楽しく読めた。“天国”という読者が知り得ない場所に隠されたルールを解き明かす事で、物語の全貌が明らかになっていく今までにないちょっと不思議なミステリー小説だった。

  • machi☺︎︎゛ さん

    俺は間違いなく殺された。実際に首に感じる尋常じゃない痛み、鏡越しにナイフを振りかざす犯人。そこまで鮮明に思い出されるのに今、確かに生きてる。気付いたら天国屋敷に同じような状況の死人が6人集まっていた。自分たちは本当に殺されたのか。じゃあ犯人は誰だ。特殊設定ものは想像力が乏しい私にはなかなか理解しにくい。あまり細かい事は考えずに何でもありだと思いながら読むと面白かった。

  • aquamarine さん

    殺害された記憶だけのある俺は、気づけば孤島のビーチに横たわっていた。近くには洋館。そこにいたのは同じように殺されたと思われる記憶のない人々。6人は誰になぜ殺されたのか、自分は誰なのか…。天国での犯人捜しは、定時に届く新聞や物の現れる納戸など実は細やかに設定の組まれた本格ミステリ。初期の頃の西澤さんを彷彿とさせる。すでに死んでいる彼らだから切迫感こそないが、その軽さが逆にいい。楽しく細やかに目を通していたら、途中であることに気づいて思わず声をあげたくなった。ラストシーンまで本当に綺麗なミステリだった。

  • ★Masako★ さん

    ★★★★ またまた新しい特殊設定ミステリ発見! 首を切られて殺された男女6人が、記憶を失くした状態で辿り着いたのは天国屋敷。最後に現れた"俺”を中心に、殺された真相と自分たちが誰なのかを探ることに。天国内でのルールや設定には、それもあり?都合良すぎる?なんて思うものもあったが、文章や会話が軽妙でコミカルさもあり、楽しく読めた。終盤には切なさも感じ、特にラストシーンが綺麗で印象的。新潮ミステリー大賞最終候補。

  • オーウェン さん

    何者かに殺された6人が自身の記憶を失った状態で集められた。 死んだはずなのに、なぜか意識がある。 そしてビーチと巨大な館の中で、ここは天国に近いところ。 死んだ人間が自身を殺した犯人を探すという、特殊状況下のミステリ。 名前も分からないのであだ名でお互いを呼びあうのだが、ヤクザだとかメイドにヒゲオなど、ある種ユーモアミステリのよう。 殺人が起きた過去と、天国での現在の共通点。 これが分かれば自ずと犯人も分かる。 とはいえ天国に召されるまでの時間という状況なので、ラストは意外にも感動的な締め。

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五条紀夫

小説家。2022(令和4)年、『クローズドサスペンスヘブン』で新潮ミステリー大賞最終候補(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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