歎異抄の謎 親鸞をめぐって・「私訳歎異抄」・原文・対談・関連書一覧 祥伝社新書

五木寛之

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784396111885
ISBN 10 : 4396111886
フォーマット
出版社
発行年月
2009年12月
日本
追加情報
:
18cm,219p

内容詳細

「鬱の時代」にこそ、重みを増す親鸞のことば。親鸞は、本当は何を言いたかったのか。「悪人正機」「宿業」を考えつつ、その真意に迫る。『私訳歎異抄』を書き直し、エッセイ、対談なども収録した新書版。

【著者紹介】
五木寛之 : 1932年(昭和7年)福岡県生まれ。平壌で終戦を体験し、47年引揚げ。早稲田大学中退後、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』他で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • バズリクソンズ さん

    これまで歎異抄に関して沢山の書籍が発刊されている事実から、現代まで受け継がれ未だにその真相は謎というか、繰り返し読めば読むほど分からなくなるという筆者の談に納得。最後は教えを広めた法然聖人始め弟子7人の流罪、4人の弟子の死罪の内容まで載せてあるのは、当時の信仰は命懸けだった重みが原文を読んで意味は分からずとも伝わってくる。他力本願の真の意味を理解する上で最高の書ではないか。人間が生きて行くのに、動植物の命を頂戴するのだから、生まれながらに罪人という教えは中々の衝撃。繰り返し読むこと必須の書。

  • ヒデキ さん

    五木寛之さんの歎異抄解説です。五木さんの私的訳がとっても心に響きました。

  • べっちー さん

    五木寛之のこの手の本は中身ぺらっぺら・・・古本屋で100円だったけどもったいないくらい。

  • 失速男 さん

    実に分かりやすい。確かに、自らが空ならば、自力なんぞありえないね。

  • としき さん

    五木寛之さんと言えば親鸞。このお弟子さんが書いたと言われる歎異抄は、鎌倉時代に書かれたとされる。念仏を唱えれば救われるというのはあまりにも都合のいい他力本願であり、私自身は自らの努力で善行を施してこそ救われるものと信じている。でも他力とはそうではない!親鸞はもっと大きな目で説いている。私たちは動物や植物の命を奪って生きている。善悪なんて人間が勝手に決めたルールで、私たちは全てが悪人!だからひたすら念仏を唱え、他力に身を任せるしかないのだと説く。千年近く経っても念仏が絶えないのは、そこにわけがあるのかも。

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人物・団体紹介

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五木寛之

1932(昭和7)年福岡県生まれ。作家。早稲田大学露文科中退後、編集者などを経て『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、『青春の門 筑豊篇』他で吉川英治文学賞、『親鸞』で毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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