お化け屋敷になぜ人は並ぶのか 「恐怖」で集客するビジネスの企画発想

五味弘文

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041102602
ISBN 10 : 404110260X
フォーマット
出版社
発行年月
2012年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
191p;18

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読書メーターレビュー

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  • 手押し戦車 さん

    人の心理は恐怖心、不安、快楽があり、日常では不安や恐怖心が出ることを選択しないのに、有る特定の場所になると自ら恐怖心を選択し体験し怖い思いをしようとする行動矛盾を起こす。自ら選択した恐怖心を無意識的に快楽に変えてしまい、その体験をまた得たいと言う欲望が生まれますますエスカレートした恐怖心を得て行き快楽に変えて行く。日常では味わえない恐怖心を超えたところに快楽を求めて人は恐怖心を求めて並んでいる。心理がすごいのは、恐怖心を自ら無意識的に快楽に変えてしまう力を持っている。人の心理は未知なる世界

  • 愛奈 穂佳(あいだ ほのか) さん

    【心の琴線に触れた言葉】危険な状況から安全な状況へ、不安な心理状態から安心の心理状態へ、不安定な状態から安定した状態へ。私たちの感じる楽しいという情動のほとんどは、このように緊張が緩和することによって生まれてくると言ってもよい。

  • ニョンブーチョッパー さん

    ★★★★★ まず最初に引っかかるのは「お化け屋敷プロデューサー? そんな仕事があるの?」ってことだろう。答えは、著者の五味さんが先駆者にして第一人者であるということ。ビジネスとしてのお化け屋敷、恐怖と笑いの関係、お化け屋敷の演出とその発想過程、なぜお金を払って恐怖を感じたいか、など興味深い話題がてんこ盛りです。たまたま目について借りた本だけど、かなり得した気分。

  • misui さん

    お化け屋敷プロデューサーによる舞台裏のメカニズム解説と、プロデュース業のポイントを紹介。旧来のお化け屋敷が「展示型」であったのを「劇場型」に転換し、客をお化け屋敷のストーリーに巻き込む方法を採っている。その上で、緊張と緩和を繰り返して非日常の空間を演出し、客の想像力に訴えて「楽しい恐怖」を作り上げるという。作りっぱなしではなく細やかな配慮が必要な、まるで劇空間のような演出。また、恐怖は自分ではコントロールできないものであるとして、あえて恐怖に自己を明け渡すことで解放感が生まれるという点なども面白い。

  • ほしけも さん

    笑いと恐怖が近いってことで枝雀さんの話が出てきたのが良かった。 何もない瞬間、「間」が想像力を刺激して笑いでも恐怖でも増幅する。

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