GOTH 夜の章 角川文庫

乙一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044253042
ISBN 10 : 4044253048
フォーマット
出版社
発行年月
2005年06月
日本
追加情報
:
15cm,190p

内容詳細

森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち―“GOTH”を描き第三回本格ミステリ大賞に輝いた、乙一の跳躍点というべき作品。「夜」に焦点をあわせた短編三作を収録。

【著者紹介】
乙一 : 1978年福岡県生まれ。1996年『夏と花火と私の死体』で第六回集英社ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞してデビュー。2003年、『GOTHリストカット事件』で第三回本格ミステリ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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僕の章に引き続き、こちらもすごいいい作品...

投稿日:2012/02/08 (水)

僕の章に引き続き、こちらもすごいいい作品です。 乙一さんのことがもっと好きになる不朽の名作だと思います。

くりなおん さん | 埼玉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat さん

    連作3篇集。気色の悪いけど、想定していたのでダメージは最小限。『夜の章』で確かにそうなのですが、思っていた夜とはちょっと違ったのかな。のっけからサイコキラーな話でしたけど、犯人の心理は殆ど触れられる事が無かったので、平静を保てました。ミステリーに於いて5W1Hの内、最も重視するのは? ってのに儂はWhyかな〜って思うのです。物にも依りますが。傾向として。著者さんは敢えてこれを書かない事でライトに仕上げたみたい。終章はね、昔『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています』ってあったねと、思い出しましたよ。

  • ナルピーチ さん

    怖い怖い怖い…。鳥肌立ちっぱなしの連作短編集。主人公の“僕”と同級生の“森野夜”に纏わる恐怖の3編が収録。一話目『暗黒系』では森野が拾った怪しい手帳を切っ掛けに物語が展開され、想像できないヤバめのグログロな描写に身が縮こまる…。続いて『犬』か弱い少女と飼い犬の愛に溢れ…ている?!イヤ〜な話、ラストは著者の仕掛けに見事にハメられた。三話目『記憶』は森野夜が理想とする紐を探す話だが、場面は過去に移って…と、これまた驚愕の事実に唖然とさせられた。ここまでが前半『夜の章』続けて後半『僕の章』を恐々読む事としよう。

  • mitei さん

    色々な殺人事件を叙述トリックを駆使して書かれた一冊。乙一面白いなぁと思った。

  • おしゃべりメガネ さん

    いやぁ、コワかったです。そして何度もモノの見事にやられました。相変わらず精神的に追い詰められてく雰囲気は全開で、乙一さんワールドをたくさん味あわせてくれます。主人公のクールさが、とても魅力的でダークな雰囲気をさらに後押ししてくれてます。そして何よりも魅力的なのが「森野夜」という女の子です。オープニングの『暗黒系』は一部描写にグロいトコはありますが、そこは乙一さんの必須?な作風なので、我慢です。ダマすことにじっくり時間をかけて、満を持して騙しにくる展開に快感すら感じます。鬼才乙一さんの世界へようこそ!

  • むらKみ さん

    これが乙一の世界なんだぁ。本格ミステリー大賞受賞作品ですが、こんなミステリー初めてです。読み始めの掴みは、描写が残虐すぎると思いましたが、読み進めるに連れ、引きずり込まれました。残虐なのに、文体は読みやすい。「犬」は読んでて切ない。残虐な人の一面を表現しているのが、主人公の僕と森野夜なんでしょうね。ラノベって読んだ事ないのですが、こんな感じなんでしょうか?もう少し乙一作品読んでみます。

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乙一

1996年「夏と花火と私の死体」でジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー

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