禁じられたメス 新潮文庫

久間十義

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101368771
ISBN 10 : 4101368775
フォーマット
出版社
発行年月
2019年04月
日本
追加情報
:
608p;16

内容詳細

魔が差したのだ。術後の昂揚した気分が引き起こしたまちがいは、女医柿沼東子を奈落へ突き落とした。幼い娘の親権を奪われ、失意のまま一人伊達湊市の病院に移った東子は、天才外科医の陸奥の下、粛々と研鑽を積む。手技を上げた東子の前に、斯界の権威が立ちふさがる。病気腎移植の倫理問題と東日本大震災を背景に運命に翻弄される女医の姿を感動的に描く医療長編。

【著者紹介】
久間十義 : 1953(昭和28)年、北海道生れ。早大卒。’87年、「マネーゲーム」で文藝賞佳作入選しデビュー。’90(平成2)年、『世紀末鯨鯢記』で三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • toshi さん

    冒頭、主人公の女医東子が上司と不倫をして離婚されるところから始まるが、ありきたりな展開で読むのを辞めたくなった。離婚騒動が落ち着いて、東北の病院に再就職するところから本来の物語が始まると、俄然面白くなってくる。その病院には名医がいて、東子は彼に共感して彼が始めた医療行為を推し進めるが、それは倫理上許されない行為とされ、管轄省庁と対立する。ここから物語が加速度的に面白くなっていくが、大震災に見舞われたりして、ストーリが途切れてしまうのでちょっとイラつく。折角面白いのに冒頭の話と地震にまつわる部分が残念。

  • Masa さん

    書店文庫新刊平積みにて発見、購入。宇和島徳洲会病院の病気腎移植事件がモチーフ。腎移植を待つ患者は数多いが、ドナーは現れない現実。一方、病気で摘出され捨てられる腎臓は年間2000個余り。これを修復して移植してしまおうってのが病気腎移植。画期的なアイデアだと思うけど、これに噛みつき潰そうとする厚生労働省とこの治療法の正当性を訴える医師たちとの闘い。どこの世界でも監督官庁はちょいとズレてるし、マスコミは社会の木鐸なんかでは無く売らんが為にセンセーショナルな方向に進む。視野を広く持って騙されないようにしないとな。

  • Yuichi Fukumoto さん

    少し中途半端な医療小説。★☆

  • らんちあ さん

    傑作

  • かばえん さん

    なかなか読み進められず数ヶ月かけてじっくりのんびり読んでいた。 起こること、何もかもがが中途半端な感じで終わった感じがする。

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久間十義

1953(昭和28)年、北海道生れ。早大卒。’87年、「マネーゲーム」で文藝賞佳作入選しデビュー。現実の事件に想を得た問題作を次々と発表し、ポストモダン文学の旗手として注目を集める。’90(平成2)年、『世紀末鯨鯢記』で三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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