職罪怪談 竹書房怪談文庫

久田樹生

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784801929814
ISBN 10 : 4801929818
フォーマット
出版社
発行年月
2022年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
223p;15

内容詳細

一風変わった専門職など様々な業種に携わる人々が語る、その道の人ならではの実話怪談集。“整体師”施術した相手に憑いていた悪いモノが移ってくる。“能楽師”舞台では使えない吉凶を告げる「報せの面」。“動物園飼育員”リス舎に潜む得体の知れない目玉。“電気メーター検針員”行くのが恐ろしい山奥の犬屋敷。肉片が散乱する中に何が?“伝統楽器職人”師から譲り受けた鑿に表れる異変。同時に師の奥方の霊が出て…。“華道家元”生けた花が一夜にして首から落ちる明の壺。中から奇妙な音が…。“美術モデル”異常に喉が渇く洋画家のアトリエ、その戦慄の理由…他、奇怪な職業怪談106話!

目次 : アスリート 整体師(久田樹生)/ しらせの面 能楽師(佐々原史緒)/ 刀剣の意志 学芸員(黒碕薫)/ 婦人たち 美術館学芸員(佐々原史緒)/ 幽霊の理由 文化施設職員(葉月弥生)/ 聞こえる 華道家元(佐々原史緒)/ 無断欠勤 動物園飼育員(黒碕薫)/ 幽霊のほうがまだマシ 特殊清掃人(黒碕薫)/ 熱心な人 大工(黒碕薫)/ 意気消沈 設計士(久田樹生)〔ほか〕

【著者紹介】
黒碕薫 : 小説家、脚本家、漫画ストーリー協力

佐々原史緒 : 作家。ライトノベル、キャラクター文芸を主に執筆

葉月弥生 : 劇作家

久田樹生 : 作家。実録怪異ルポ、映画、テレビ、ラジオなどのノベライズ、他にて活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • HANA さん

    実話怪談集アソロジー。久田樹生さん以外は新人になるのかな。今回は様々な職種の人から聞いたという体の話を収録している。怪談としては霊とか奇妙な出来事とか割と普通の話が多いのだが、今回は体験者がそれぞれの職業を通して見たという点が新鮮。そのためか怪談自体よりそれぞれの生業が透けて見える点が面白いかな。桑名屋徳蔵と海坊主の問答を思い出すけど、怪異自体よりその背後の生活の方が想像すると戦慄を覚えるかも。怪談読むのは憂世と離れたいからで、こういう実生活で色々考えている時にきついのはちょっと勘弁して欲しいです、はい。

  • 高宮朱雀 さん

    その職業に就いているからこその奇妙な経験、悍ましい経験などを収めた一冊。話数的には百物語を超えているので用心して読むべしと思う。 私はどの話もそれぞれに興味深く読んだし、中には温もりをほんのりと感じられる物もあった。しかし、それを上回る勢いで生者から発せられる悪意の強さや質の悪さは、死者の逆恨みや俗に言われる末代まで祟ってやるぅ〜よりも遥かに怖い。これも一種の優越感や誇大妄想狂?から来る勘違いなのだろうか。 正直、土地の持つ因縁によっては個人の気質や人生にまで深く侵食して、破滅させて行く気はするけど。

  • qoop さん

    おしごと実話怪談集。前作はブラック企業を題材に取ってある種の共感を基調にした話が多かったが、今作は幅広い職種を扱って興味を引く構成。ブラックな環境描写がくどかった前作と比べ、仕事現場の描写が重ならないのは利点。ただ両書ともメンタルに来る!という点では共通していて納得した。著者それぞれに良作が複数ある好著。あえて仕事に注目しなければ数ある怪談の一つとして読んでしまう/体験者の仕事に注目することで新鮮な感覚を持って読める作品もあり、視点の持ち様を考えさせられた。迂闊な読者だったな、と……

  • TNdler さん

    その職業ならではの怪談が集められていて ・学芸員による刀剣乱舞関連の「刀剣の意思」 ・メンタルを病んでしまう熱心なファンを考察するバンドマンによる「バンギャ」 ・明らかにヤバい依存性の物質が入ってそうなほど不思議に美味しい定食屋の「絶対何か入ってる」 が特に面白かった

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人物・団体紹介

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久田樹生

1972年生まれ。九州南部を拠点に、実話怪談の執筆、実録怪異ルポ、ホラー映画のノベライズ等にて活動。怪談は現地取材をモットーとし、全国を駆け巡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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