新・音楽とキャリア 音楽を通した生き方働き方

久保田慶一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784799801772
ISBN 10 : 4799801775
フォーマット
出版社
発行年月
2019年09月
日本
追加情報
:
304p;21

内容詳細

目次 : ■序章: この本を読む前に知っておいてほしいこと / ■第1章: リーマン・ショックと東日本大震災−−音楽界に与えた影響 / ■第2章: 人生100年時代の音楽家の生き方と働き方 / ■第3章: 音楽家のキャリア選択を考える / ■第4章: 社会を変革する音楽リーダーシップ / ■第5章: 聴衆参加を促す「インタラクティブ演奏会」 / ■第6章: 社会で必要とされる音楽や音楽家とは? / ■第7章: 現代の音楽家に必要とされる教養 / ■第8章: 現代の音楽家の学び / ■終章: 私のキャリア論

【著者紹介】
久保田慶一 : 東京藝術大学音楽学部、同大学大学院修士課程を修了。芸術学修士(1981年東京藝術大学大学院)、音楽学博士(1999年東京藝術大学大学院)、カウンセリング修士(2006年筑波大学大学院)、経営学修士(2009年首都大学東京大学院)。ドイツ学術交流会の奨学生として、ドイツ連邦共和国のフライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。東京学芸大学教授を経て、国立音楽大学教授。2019年6月より、「音楽キャリアデザイナー」としてフリーランス活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    音大卒業生の就職先が余りにも狭いことに、私は心を痛めている。運よくプロ・オケのポストを手に入れても、処遇は、それまでに費やした代償(時間とカネ)と比べて余りにも貧弱すぎることが可哀想でならない。久保田先生は、そんな音大生のキャリアとして、TA(ティーチング・アーティスト)として必要な教養を身に着け、音楽家としてのエンプロイアビリティの向上を提唱する。音楽学博士でありながら、経営学や意思決定論に精通された久保田先生ならではの一冊だとは思うが、果たして、この本を読みこなせる音大生がどれくらいいるのだろうか…。

  • もりけい さん

    ポップスピアニストのハラミちゃんがクラッシックのピアノで食べていくのは針の穴を通す狭き世界だったので一旦はピアノの道を諦めたそうですが、諦めきれずにストリートピアノでリクエストに応えながら楽しそうに演奏してたら有名になったのを知った上でこの書籍を読みました。社会に必要とされている音楽は何かしらあると思ってます。例えば楽器販売店での演奏会では演奏は上手ですがしゃべりが上手くありません。音楽経験者はティーチングアーチストの心構えをもつともっと社会に音楽が広がると思いました。

  • Syuri さん

    キャリアにおいても、ポートフォリオを築く事大事だよねえ。[インタラクティブな音楽を]という一節が印象に残っています。はぁ。

  • ハルチカ さん

    ヤングアダルトの棚に置いてあったので、てっきりティーンむけの職業本かと思いきや、かなり「ガチ」な内容だった(いちおう中学生〜大学生が読むのを想定してあるようだが)。先行きが見通せない現代での音楽家の生き方について、非常に示唆に富んでいる。だが逆に言うと示唆どまりで、具体的なhow toやクラシック業界のリアルなどが書かれているわけではないので、門外漢が参考資料的に読むのには不向き。ガチでクラシック音楽で食べていこうと考えている人向けの本。

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久保田慶一

東京経済大学客員教授、放送大学講師。専門:西洋音楽史

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