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小説作法 講談社文芸文庫

丹羽文雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062903677
ISBN 10 : 4062903679
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan

Content Description

瀬戸内寂聴、吉村昭、河野多恵子、津村節子、新田次郎ら錚々たる作家を輩出した同人誌『文学者』を主宰し、文壇の大御所として絶大な人気を博していた昭和二十年代後半『文學界』に連載され、異例の反響を得た名著。描写と説明から人物の描き方、時間の処理法、題の付け方、あとがきの意義、執筆時に適した飲料まで。自身の作品を例に懇切丁寧、裏の裏まで教え諭した究極の小説指南書。

目次 : 小説覚書/ テーマに就いて/ プロット(構成)に就いて/ 人物描写/ 環境に就いて/ 描写と説明/ 小説の形式/ リアリティに就いて/ 文章に就いて/ 時間の処理/ 題名のつけ方に就いて/ あとがきの意義/ 小説の書出しと結びに就いて/ 小説片手落論/ 初心者の心得/ 結論

【著者紹介】
丹羽文雄 : 1904・11・22〜2005・4・20。小説家。三重県生まれ。浄土真宗崇顕寺の長男。幼くして生母と離別。1926年、早稲田大学文学部国文科入学。同人誌「街」に処女作「秋」発表。32年、「文芸春秋」掲載の「鮎」が文壇出世作となり以降旺盛な筆力で流行作家となる。47年、「厭がらせの年齢」は流行語ともなった。芥川賞選考委員、日本文芸家協会会長を務める。文化勲章受章。後進育成のための雑誌「文学者」終刊にあたり菊池寛賞受賞。著書に『蛇と鳩』『蓮如』(共に野間文芸賞)、『一路』(読売文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Yakmy

    「己を完膚なく俎上にのせるということは、むつかしいことである。が、作家はつねに裸になっている覚悟がなければならないのだ。」 昭和の文士、といった古風で端正な人柄がパッと浮かんだけど、よくよく考えたらそんなこともないのかもしれない。 「小説を書く以外に、私には他に、どうしようもなかった。小説を書かずにはいられない私である」p210 テクニックみたいな、著者自身が創作について考えることは書かれてあるが、ただの参考にとどめるように著者は繰り返す。万人に当てはまる作法などない、と。見つけるしかないんだ、と。

  • でろり〜ん

    もう六十年以上前の本。随分と評判になったらしい。名前は知っていましたが、この人の作品は、この本の参考作品で初めて読みました。つまらない。実に正直に小説を書く過程について記していて、参考作品までも併用しているその確固たる自信には畏れ入ります。開き直りなのかもしれませんけれど。理論的に古くはないように感じましたが、ディテールに潜んでいる時代性が、どうしようもなく引っ掛かりました。ただ、モチーフ、テーマ、プロットについてハッキリとした定義を展開していることは見事でした。解説が、???でした。

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