いちまき ある家老の娘の物語

中野翆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784104193028
ISBN 10 : 410419302X
フォーマット
出版社
発行年月
2015年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
中野翠 ,  
追加情報
:
173p;20

内容詳細

亡父の遺品整理から、一族のルーツを辿る旅が始まった。「負け組」の先祖を身近に感じ、波瀾の歴史に思いを馳せる著者新境地のノンフィクション。生々流転のファミリー・ヒストリー。

目次 : 第1章 家老の娘に生まれて(桜田門生まれの曾祖母/ 戊辰戦争の逃避行 ほか)/ 第2章 静岡への移住(沼津での一家再会/ 沼津兵学校 ほか)/ 第3章 山田大夢と息子たち(みわの兄・黒川正/ みわの弟・山田良 ほか)/ 第4章 一族とつながる人々(浅井忠/ 依田学海 ほか)/ 第5章 母方のいちまき(浅草の墓とみわの子どもたち/ 群馬のいちまき ほか)

【著者紹介】
中野翠 : 1946年生まれ。埼玉県浦和市(現・さいたま市)出身。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社勤務などを経て文筆業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 風眠 さん

    江戸時代。今はもう物語やドラマや映画の中にしか存在しない時代。実際にそういう時代を経てきての「今」があり、私たちがいるのだ、と、頭では理解できても、実感することができない。著者の中野翠さんの曾祖母が、江戸家老の娘だった事が分かり、ルーツを辿ってゆくファミリーヒストリー。喜寿のお祝いで撮影されたみわさんの写真からは、キリッとした品格と風格が漂ってくる。さすがは家老の娘、年をとっても座姿がきまっていて、所作の美しさを感じさせる。時代劇の話ではなく、本当に江戸時代があって、懸命に生きていた人たちがいたのだなぁ。

  • 宇宙猫 さん

    ★ 物語じゃなかった。著者の曾祖母が家老の娘で、そこから先祖ゆかりの地をめぐったりするのだけど、この著者のことを知らなかったので興味が持てなかった。

  • なにょう さん

    小説かと思いきや、ノンフィクションだった。チョンマゲに刀をさしたお侍も、懐ろに守り刀をすた綺麗な御新造さんも我々の五代、六代前の先祖の話なのだ。★筆者の家にやってきたダンボール数箱の父親の遺品。曽祖母の書き付けが残っていた。書き付けには佐倉、関宿、上野、沼津、先祖の流浪の日々が記されていた。その足跡を実際にたどってみる著者。そして、先祖ゆかりの地は意外に身近にある事に気づく。★お城、武家屋敷、跡形もなくなった所は多い。残念だね。

  • T. みぃた さん

    いちまき【一巻】血族の一団。冒頭の家系図が凄いなぁ。ルーツ探索のきっかけは、曾祖母・中野みわ(家老の娘)の自叙伝と出会ったこと。みわの父・山田大夢の話がほとんどで、時代に翻弄された人々の一端を見ました。流浪の人・大夢は小説の題材になりそうな人です。歴史上の人物とも交流があったりで、一冊の本に成りうるのでしょう。狐さんが気になります。

  • マッピー さん

    これは小説ではありません。著者・中野翠が父親の遺品整理をしていて見つけた曾祖母の手記。そこに記された維新前後の一族の人生。関宿藩の江戸家老の家に生まれた曾祖母。生まれた場所は桜田門外。歴史に翻弄され、住まいも名前すら転々と変えながら生きた高祖父(曾祖母の父)。その人生は歴史小説を読むように面白い。そして歴史小説並みに有名人が顔を出すのである。「いちまき」というのは血族の一団という意味なんだそうだけど、血族の親族もまた血族だと言わんばかりに繋がっていく縁。江戸時代は決して遠い過去でもフィクションでもない。

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