文禄・慶長の役 戦争の日本史

中野等

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784642063265
ISBN 10 : 4642063269
フォーマット
出版社
発行年月
2008年02月
日本
追加情報
:
20cm,310,12p

内容詳細

国内統一戦争を進めつつ、豊臣秀吉がもくろんだのは、明帝国のもとに築かれた東アジア世界の秩序刷新だった。秀吉の思惑に翻弄された日本の武将、朝鮮士民の姿を描き、後世にまで禍根を残した戦争の実像に迫る。

【著者紹介】
中野等 : 1958年生まれる。1985年九州大学大学院文学研究科博士後期課程中退。柳川古文書館学芸員を経て現在、九州大学大学院比較社会文化研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • だまし売りNo さん

    朝鮮出兵は無益な戦である。伝統的な視点は、秀吉が世界征服という誇大妄想にとりつかれていたとする。そこまで愚かでないとする立場は明との貿易が目的であったとする。しかし、貿易をするために戦争することは迷惑な話である。倭寇とメンタリティが変わらない。それで貿易が実現すると考えることは愚かである。 東アジアの貿易はポルトガルやイスパニアに握られていた。ポルトガルやイスパニアが日本よりも優れていた点は外洋を航海する技術である。火縄銃を国産化したように、造船技術や航海技術を学べば良い。

  • みなみ さん

    韓国の歴史ドラマでこの時代を見たのでドラマの復習を兼ねて学習のため読んだ。個別の戦闘ではなく戦争の経過を詳しくみる切り口。文禄・慶長の役それぞれの休戦期について詳しい。秀吉の死後の和平交渉・朝鮮半島に駐留した明軍の撤退問題は、秀吉死後の撤退だけをみると盲点であり、勉強になった。幕府を開いた家康は朝鮮との和平交渉でイニシアチブを発揮し、政権を自らが掌握していることを知らしめたという。日本の侵略により蹂躙される朝鮮の人たち、半島に渡り補給難や冬季の厳冬に苦しむ日本兵への目配りもあり、戦争の悲惨さを問うている。

  • 金吾 さん

    文禄・慶長の役の概略がわかる本で、特に日本側の勢力については詳細にかかれています。ただ帯にあったなぜ秀吉がこの戦いを行ったのかははっきりしなかったです。

  • 河童 さん

    国内が統一されると今度は海外への侵略か。白村江の戦い(663年)は朝鮮国内(百済)からの援助要請があってのことだろうから侵略戦争とは違うので、これが日本の歴史上はじめての侵略戦争なのかと思う。十数万人が朝鮮に出兵していることを考えると、かなり大規模。朝鮮の人々の犠牲者もかなりの数に上ったみたいです。日本は中国とは冊封関係になく台頭で、朝鮮は中国の冊封のもとにあったから日本より低い地位にある、そんな浅はかな考えが背景にあった、そのように推察します。非常に残念な歴史です。

  • MUNEKAZ さん

    秀吉関連の本でよく見るので知ってるように感じるけれど、実は知らないことの多い朝鮮の役。「唐入り」を目指した侵攻だったので、休戦交渉などは日本と明の間で行われ、実際に国土を蹂躙されている朝鮮は蚊帳の外だったというのが印象的。日本も明も国内での面子を気にして、お互いの戦勝を主張し、それに朝鮮が異議を唱えたことで二次侵略を招いたというのが朝鮮の立場の悲哀を表していると思う。

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中野等

1958年福岡県嘉穂郡に生まれる。現在、九州大学大学院比較社会文化研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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