日本美術の冒険者 チャールズ・ラング・フリーアの生涯

中野明

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532177058
ISBN 10 : 4532177057
フォーマット
発行年月
2021年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
中野明 ,  
追加情報
:
369p;20

内容詳細

19世紀後半の米国での鉄道建設ブームで富を築いたフリーアが、日本では明治から大正にかけ、買い集めた絵画、彫像、器…アジア、中近東、欧米での蒐集品も含めると生涯のコレクションは1万5千点余にのぼる。これらが永久に損なわれないようにと、彼は美術館建設資金とともに国家に寄贈した。フェノロサ、益田孝や原三溪ら日本の数寄者たちとの交流も交え、米国初の国立美術館に現存する世界屈指の日本美術コレクションのなりたちに迫る。

目次 : 序章 謎の人物チャールズ・ラング・フリーア/ 1 美に目覚めた実業家/ 2 世界漫遊家が日本を行く/ 3 日本美術のとりこになる/ 4 ビングとフェノロサ/ 5 コレクションの寄贈/ 6 原富太郎との友情/ 7 益田孝との確執/ 8 中近東からエジプト、中国へ/ 9 フリーアの晩年/ 終章 死と再生

【著者紹介】
中野明 : ノンフィクション作家。1962年滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。情報通信、経済経営、歴史文化の三分野で執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • yyrn さん

    面白くて毎晩少しずつ読んだ。あの俵屋宗達が明治中期ごろは一時期忘れられた存在だったとは驚きで、本書の主役、フリーア(1854~1919)という鉄道事業で財を成した米国人が日本美術の蒐集に精力的に集め揃えてくれなければ(そのための美術館まで建てた!)宗達の日本での再評価は随分と遅れたかもしれないと知った(尾形光琳と間違われていたらしい)。維新による旧支配階級の没落や廃仏毀釈による寺院の苦境など本書ではあまり触れられておらず、そのせいで日本美術の優れた品々が海を渡り、おかげで戦火を免れた面もあっただろうが、⇒

  • みみりん さん

    図書館の新刊コーナーで出会った。ワシントンにあるフリーア美術館を本書で初めて知った。個人で莫大な富を得て美術品を収集し死後美術館に寄付したり美術館を作る人がどのような経緯で美術品と出会い、コレクションを増やしていくのかがよくわかった。フリーア美術館は貸出をしないので多くの日本人の作品でもワシントンに行かないと鑑賞できない。庶民には想像もできない話だがこういう情熱を持つ人がいるので文化財は守られるのでしょう。

  • 呑司 ゛クリケット“苅岡 さん

    デトロイトの実業家が1923年ワシントン D.C.に日本美術の美術館を開いた。チャールズ ラング フーリアの名を取ったフーリア美術館だ。スミソニアン博物館の近所に日本美術の美術館が在ることを知らずに読んだ。収集家は男性に多く、何を集めるか?そして何故集めるか?は興味深く、新たな出会いがある。この本を読み、日本での彼の足跡を探すのも良し、美術館に行くことも良し。沿革を知っての訪問は格別な印象を与えてくれるはず。早く旅に出たいと思った。

  • takao さん

    ふむ

  • Go Extreme さん

    謎の人物チャールズ・ラング・フリーア 美に目覚めた実業家:ホイッスラーとの出会い 世界漫遊家が日本を行く:奈良・伊勢・名古屋の旅 人力車が日本海沿岸を行く 日本美術のとりこになる:ニューヨークの山中商会 仏画と琳派に手を染める ビングとフェノロサ:パリの美術商サミュエル・ビング フェノロサとの交わり  コレクションの寄贈:コレクションを国家に寄贈 原富太郎との友情:フリーアが見た奈良の仏教美術 益田孝との確執 中近東からエジプト、中国へ:フェノロサの急逝 中国美術の蒐集 フリーアの晩年:社会貢献 死と再生

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中野明

1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒業。ノンフィクション作家。同志社大学理工学部嘱託講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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