コンセントの向こう側

中筋純

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784096823552
ISBN 10 : 4096823554
フォーマット
出版社
発行年月
2021年02月
日本
追加情報
:
224p;21

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ただぞぅ さん

    チェルノブイリと福島の原発事故にある「共時性」。8200kmの距離、25年の歳月差の中で人々の営みが強制的に止められた空間や何年経過してもそこで苦しむ被害者がいる。賠償金ではなく、共同体を元通りと訴える津島地区の住民達。太古から続く豊かな自然とそこに根付く人々達の結び付きこそが財産だ。一方汚染地として立入禁止地区に指定されながらも故郷に戻ってきた住民もいる。ウクライナ語で「サマショール」と揶揄されながらも大地に根付いた生活は果たして自分勝手なのか。原発事故から逃げる時は避難するのではなく永訣することだ。

  • 古本虫がさまよう さん

    著者はチェルノブイリを取材した体験もある。福島へ。同じ場所の春夏秋冬といった感じでの定点観測的な写真も。櫻並木となったり雪が積もったり…と。廃墟の写真も。泥まみれの売店…そこに残されたまま色あせた週刊現代。安倍首相の若い顔写真ポスター(福島に活力…という文字が見える)。現地に住んでいた人たちの「寄せ書き」のような怒りのコメントも。「今日を生きる、気負わずに。明日は何があるかわからない。日々の生活を大切に」という言葉が眼にとまった。もしかしたら、中筋純氏も今度は中国に飛ばなくてはいけなくなるのかな?

  • Go Extreme さん

    明るい未来 原風景 時 流転 共時性 花咲く街 螺髪 復興その光と影 かさぶた エンディング 全写真解説 寄稿:アーサー・ビナード・「安全審査」 赤坂憲雄・「放射性物質はだれのものか」 ヴィヴィアン佐藤・「瓦礫から様々なものを救済する写真たち」 三原由紀子・「なかったことには」 渡辺一枝・「大地のうたう」

  • 和 さん

    この写真集には、1F惨禍によって誰もいなくなった街が、どのように姿を変えてきたのかが表されています。私が強く感じたことは、電気を消費する我々はいつもコンセントの「こちら側」にいて「向こう側」は意識しにくいということです。実際には向こう側には1Fを含め発電所があって、我々は重症患者としてその点滴に依存してきました。私は本書を読むまで知らなかったことがあります。かつて水田だった帰還困難区域の土地に、太陽光パネルが埋め尽くされようとしていることです。私だけはずっと、コンセントの向こう側を意識していきたい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

中筋純

写真家。1966年和歌山県生まれ。東京外国語大学中国語学科卒業後、出版社勤務を経てフリー写真家となる。ファッション、オートバイ、舞台、映画スチールなどの商業撮影の傍ら廃墟/産業遺構の撮影を継続。2007年よりチェルノブイリ原発のその後を記録、3.11後は福島の原発被災地に通う。2016年、チェルノブ

プロフィール詳細へ

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品