僕の叔父さん 網野善彦 集英社新書

中沢新一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087202694
ISBN 10 : 4087202690
フォーマット
出版社
発行年月
2004年11月
日本
追加情報
:
18cm,186p

内容詳細

日本の歴史学に新たな視点を取り入れ、中世の意味を大きく転換させた偉大な歴史学者・網野善彦。その甥にあたる著者が、幼い頃からの濃密な交流を踏まえて綴る「僕と叔父さん」の物語。

【著者紹介】
中沢新一 : 1950年、山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。宗教学者・哲学者。中央大学教授。『チベットのモーツァルト』(せりか書房)でサントリー学芸賞、『森のバロック』(せりか書房)で読売文学賞、『哲学の東北』(青土社)で斎藤緑雨賞、『フィロソフィア・ヤポニカ』(集英社)で伊藤整文学賞、『カイエ・ソバージュ対称性人類学』(講談社)で小林秀雄賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • こばまり さん

    無知故、郷土が誇る二大アカデミアが姻戚関係にあるとは知らず、タイトルを見て飛び付いた次第。網野氏のお人柄に触れるエピソードも微笑ましいが、中沢家の人々との語らいの中で研究の着想を得たり、互いに刺激を受ける様子にときめきまくり。なんと素敵な関係なのかと。

  • ころこ さん

    網野と中沢の良い読者ではありませんが、ふたりが親戚関係だというのはどこかで聞いていて、漠然とした興味で手に取ってみました。人間関係のエッセイかと思いきや、お互いの思想的な議論が戦わされています。網野の仕事を中沢の言葉を借りて理解するときに、中沢のご尊父の存在が少し邪魔ですが、それはそれとして受け取ります。偶然にも今読んでいる『カラマーゾフの兄弟』プロとコントラと同じ論点がありました。ヘーゲルの絶対知に時間性がある矛盾に対し、時間の呪縛から人間を解き放つ、新しい歴史学をつくらなければならないと言っています。

  • zag2 さん

    網野善彦さんの著作は90年代、30年近く前に何冊か読んで衝撃を受けたのですが、その著作が書かれる背景にこんなことがあったのかと、たいへん興味深く読みました。「無縁・公界・楽」や「異形の王権」は特に記憶に残っていますが、今回この本を読んで、一段も二段も深く理解できそうな気がしています。もう一度、読み返してみようと思っていますが、さてどうなることか。

  • tom さん

    読友さんに教えてもらった本。中沢新一も網野善彦も名前しか知らない人。冒頭に出て来るのは、頭の良さそうな人たちの議論の場面。知識階級ですねえという雰囲気で、皆さん言葉遊びをしている感じ。これは楽しそうと。巻末には、こんな言葉「世界に堂々たる非人を取り戻すことによって、網野さんは人間を狭く歪んだ「人間」から解放するために歴史学を実現しようとしたのだ。彼の歴史学は「野生の異例者」としての猛々しさと優雅さをあわせ持つ類例のない学問」。ちょっと熱い。読めるかどうか分からないけれど、中沢新一と網野善彦を図書館に発注。

  • kochi さん

    歴史学者の網野善彦と宗教学者である中沢新一は、新一が5歳の時に義理の叔父と甥として出会い、「おじちゃん」「しんちゃん」と呼び合う二人の周りでは元共産党員である中沢の父や父方の叔父などがマルクスやヘーゲルが当たり前に出てくる日常会話を行い、祖父は天皇にも進講したことのある海洋生物学者であり、紺屋(地域によっては大きな意味を持つらしい)を生業とした曽祖父はクリスチャンだったと言うが、ただただ、なんなんだこれは!と言うしかない。

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中沢新一

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。思想家、人類学者。京都大学特任教授。著書に『増補改訂 アースダイバー』(桑原武夫賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数

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