早実vs.駒大苫小牧 甲子園を熱狂させた決勝再試合、その舞台裏 朝日文庫

中村計

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022618030
ISBN 10 : 4022618035
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
221p;15

内容詳細

初優勝を狙った早実と3連覇を目指した駒大苫小牧。「ハンカチ王子」ブームを巻き起こした斎藤佑樹と、「世代最強」と絶賛を浴びていた田中将大。彼らは、あの時何を思っていたのか―。2日間のべ5時間半に及んだ決戦の舞台裏に迫る傑作ノンフィクション。

目次 : 1 疲労(早実)/ 2 点滴(駒大苫小牧)/ 3 変化(早実)/ 4 先発(駒大苫小牧)/ 5 均衡(早実)/ 6 葛藤(駒大苫小牧)/ 7 感涙(早実)/ 8 苦難(駒大苫小牧)/ 9 帰還(駒大苫小牧)/ 10 変装(早実)

【著者紹介】
中村計 : 1973年生まれ。同志社大学法学部卒。スポーツ紙記者を経てフリーライターに。2007年『甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実』でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞

木村修一 : 1951年生まれ。埼玉大学教養学部卒。東京タイムズ社、マドラ出版を経てフリーに。2006年12月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぺぱごじら さん

    こういうドキュメントものは大好き。CTのように切り取って『その時、なにがあったのか』のみに焦点を当てていくドキュメントには、あの二日間を固唾を飲んで観ていた自分たち観客に『そうかそうだったのか』という『解答』を見せてくれる意味で好きだ。いま、二人の道は大きく違っているけど、こと『人生』について語るなら、このような部分を切り取るCTより、大局的に各々が納得ずくの人生になればいいのだろうと、ファンとしては感じる。2014-126

  • ちび太 さん

    田中将大選手が巨人入りをしたとのことで某メールマガジンで紹介されているので読んだ。田中将大投手と斎藤佑樹さんと演じた甲子園決勝の熱戦を描く。学生だった私は1戦目の2人の投げ合いをみて、どうやったら点が入るのかと思った記憶がある。ピッチャーとして完成されてる齋藤投手に対して荒削りな田中将大投手といった印象だったが、田中投手は実は不調だったというから驚いた。早稲田実業は、自由さが魅力の秘密がわかった。

  • いつでも母さん さん

    今年も甲子園が終わった。面白い試合が沢山あった!この本は・・今思い出しても熱い!記憶に残る試合だったなぁ。駒大苫小牧のV1、V2の時とは違いあの試合は、球場全体が早実を応援していた雰囲気だった。あの大会までに全国区の早実が優勝していなかったのが不思議だがそれもひっくるめて甲子園なんだろう。田中投手の「ホッとした」に胸が熱くなった・・それと、香田監督の大移動にはビックリでした。こう云う共著は好きだな。

  • 車寅次郎 さん

    現在僕はドカベンを再読している。個性豊かなキャラクターが、甲子園で活躍する僕が野球好きとなる基盤を作った作品である。その漫画世界に負けないほどの伝説を残した試合がある。まっったく野球に興味がない人でも、『マー君』『ハンカチ王子』というフレーズは聞いたことがあるだろう。その二人が、大甲子園の決勝でぶつかる。試合は延長戦の末、前代未聞の決勝戦引き分け再試合となり……。あれから10年近くの歳月がたち、ふたりの現在の居場所は大きく違うけれど、それでも僕はあの頃のふたりの勇姿が忘れられず、今も心から応援している。

  • みじんこ さん

    この試合は本当に歴史に残るものだった。最後の打席も斎藤と田中の戦いで終わる、これもまた運命的だった。彼ら二人のみならず、監督や他のチームメイトたちの活躍やエピソードもまたドラマチックだ。特別な指導はせず選手たちで話し合って自分たちで決める、など独特の方針もここまで戦い抜くことができた原動力の一つだろう。田中の試合が終わって「ホッとした」という感想も、あのプレッシャーの中を戦い抜いたがゆえの言葉だと思う。球数も凄まじい。現在も比較される二人だが、メジャーとプロ、それぞれの道でまた活躍して欲しい。

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人物・団体紹介

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中村計

1973年、千葉県船橋市生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。ノンフィクションライター。某スポーツ紙をわずか7カ月で退職し、独立。2002年から高校野球の取材を始める。『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』(新潮社)で第18回ミズノスポーツライター賞最優秀賞、『勝ち過ぎた監督 駒大苫小牧 幻の

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