人間が生きているってこういうことかしら?

中村桂子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784591171653
ISBN 10 : 4591171655
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
255p;19

内容詳細

ゲノム研究から三八億年の生命のつながりを見つめてきた生命誌研究者と四〇〇〇人以上の患者さんと向き合ってきた看取りのホスピス医が語る「いのち」の話。

目次 : プロローグ チョウの飛ぶ庭で/ その人らしく旅立つために/ 生きているとはどういうことか/ 私たち生きものの中の私/ 「わからないこと」に上手に向き合う/ エピローグ アリの話

【著者紹介】
中村桂子著 : 1936年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒業。同大学大学院生物化学専攻博士課程修了。理学博士。国立予防衛生研究所研究員、三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授などを経て、JT生命誌研究館を創設。長年館長を務めその間、大阪大学連携大学院教授。現在は名誉館長。著書に『自己創出する生命』(ちくま学芸文庫/毎日出版文化賞)など多数

内藤いづみ : 1956年山梨県生まれ。福島県立医科大学卒業。三井記念病院内科、東京女子医科大学病院などでの勤務を経て英国に移住、プリンス・オブ・ウェールズ・ホスピスで研修を受ける。帰国後、山梨県甲府市にふじ内科クリニックを設立、院長として在宅ホスピスケアを実践し、全国で講演活動を続けている。テレビ・ラジオ番組などの出演も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【一人ひとりの中にある「いのちの力」を信じ、「わからないこと」に上手く向き合う】生命誌の視点で人間を見つめてきた生命誌研究者・中村桂子と、在宅ホスピス医として数多くの看取りに立ち合ってきた内藤いづみが語り合った。<中村:長年、生きものの研究をしてきて思うのは、野生の生きものたちはそれぞれの生き方を貫いているということ。桜は桜として、蝶は蝶として、それ以外のものになろうとはしません。当たり前ですけれど。生き方を崩さないことで、他の生きものと関係を結べる。だから、みんなわがままと言えば、わがままですよね>。⇒

  • けんとまん1007 さん

    敬愛するお一人、中村桂子さん。看取りをなさっている内藤いづみさんは、この本で初めて知った。そんなお二人の対談。生命誌と医療という異なる立場ではあるが、視線の先にあるもの、立ち位置や価値観の根底にあるものは、共通するものが多いと感じた。生命(いのち)とは何か?一つの命の持つ意味や、在り様が浮かび上がる。決して、大上段に構えたような言葉は、一切ないにもかかわらず、伝わってくるものの大きさに圧倒される。信じるに足る・・・という言葉が浮かぶ。

  • spatz さん

    生命誌、という観点から研究をしている中村桂子氏。 38億年、という言葉が彼女の口からは何度も出てくる。スケールの大きいお話。素敵な研究者だ(ゲノムなど)。研究の内容は難しくてついてゆけないだろうけれど、ここまで私たちの目線に降りてきて、難しい言葉ぜんぜんなくとてもわかりやすく話してくれると心地よい。 イギリスでの経験を経て、在宅ホスピス医として看取りをライフワークとしている内藤いずみ氏 二人の会話は丁寧でとても噛み合っていて。 読友さんが何人か呼んでらして、ここで出会えた一冊でした。読めてよかった

  • happy さん

    素敵な大人の女性2人の対談本。中村桂子名誉館長のJT生命誌研究館には、いつか行きたい。農業の授業で祖父への尊敬の気持ちを学んだ子の話p242~、聞いていないようでいてしっかり聞いてくれた高校生への講演会の話p230~、適切な薬の処方で痛みがとれて、娘に優しく接することができた母親の話p99~、1992年のセヴァン・スズキさんのスピーチの話p215~、植物は炭素を循環できて素晴らしいという話p202~、今をちゃんと見て生きよう、と改めて思いました。たくさんの人に読んで欲しい本です。

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