日本語名言紀行

中村明 (国語学者)

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791774630
ISBN 10 : 4791774639
フォーマット
出版社
発行年月
2022年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
308p;20

内容詳細

清少納言、藤原定家から、夏目漱石、井伏鱒二、太宰治、村上春樹、小川洋子まで―。カーンと冴えわたる比喩、はっと驚くオノマトペを発見し、締め付けられるような悲哀やほのぼのとおかしいユーモアに心を掴まれる。日本語学の第一人者とともに、日本語の名所を訪ね歩く。明日から真似したい表現の歴史遺産。

目次 : 天象―秋の夕陽の中で静かに熟れてゆこう/ 気象―晴れた空から忘れられた夢のように白い雪片が/ 時間―季節は街に、和菓子屋の店先から/ 大地―この道より吾を生かす道なし、この道を行く/ 生涯―風は清し月はさやけしいざ共に踊り明かさん老の名残に/ 人間―あんな所へ誰が行くもんかと意地になる/ 立場―学者はわからぬものをありがたがる/ 顔面―下顎が出っぱっているとせりふに凄みがつかない/ 人体―一寸肱を曲げて、此縁側に一眠り眠る積である/ 思考―少女の恋は詩、年増の恋は哲学/ 感情―鏡の余白は憎いほど秋の水色に澄んでいる/ 感覚―お燗ぎすぎすして、突っ張らかって/ 学芸―秘すれば花なり/ 秘すれば花なり、秘すれば花なるべからず/ 動物―じいという煙のような声が立ち浸みている/ 植物―鋭く天を指しながら地の雪に立った/ 住居―西洋の風呂は事務的、日本の風呂は享楽的/ 生活―通夜で飲む酒が一番うまい/ 運命―文章推敲のシンボル漱石の鼻毛が焼失

【著者紹介】
中村明編 : 1935年9月9日、山形県鶴岡市の生れ。国際基督教大学助手、国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、母校の早稲田大学教授となり、現在は名誉教授。『角川新国語辞典』『集英社国語辞典』編集委員。『日本語 文章・文体・表現事典』(朝倉書店)編集主幹。日本文体論学会代表理事(現在は顧問)、高校国語教科書(明治書院)統括委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • takao さん

    ふむ

  • Satsumaimo Marron さん

    様々な小説や詩や随筆などからテーマに沿って名言を抜き出し解説してくれる。時代的には昔の作品から表現を抜粋されているので、逆に新鮮に感じた。一番気に入ったのは、思考の「恋」にある杏っ子からの抜粋「愛情という匿れた蛆虫」

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品