ラストパス 引退を決断してからの5年間の記録

中村憲剛

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041113851
ISBN 10 : 4041113857
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
追加情報
:
384p;19

内容詳細

中村憲剛は5年前に引退を決断していた。誰にも明かしていなかった内実。

<<「40歳で引退する」ということを35歳の時に決断してから歩んできた5年間の記録>>

朝、家を出るときから今日こそ伝えようと心に決めていた。妻の加奈子にも「今日、話そうと思っているから」と言ってクラブハウスに向かった。あの人に伝えることで、“すべて”が動き出す。そう思っていたからだ。2020年10月23日――久々にもらった連休が明け、練習が再開された日のことだった。僕にとっては、ずっと指標にしてきた40歳の誕生日を1週間後に控えていた。
(中略)
この5年間で僕は数え切れないほど、本当に、本当に多くのものを手にすることができた。それはタイトルという星の数だけでは測ることができない。その過程にはすぐに思い出すことができる栄光や歓喜もあれば、誰にも言えないような多くの葛藤や苦悩もあった。振り返れば、プロサッカー選手として過ごした18年間で経験してきたすべてが、かけがえのないものだったと、先のステージに進んだ今、改めて言い切ることができる。

だから、そのすべてをここに綴りたいと思う。僕が過ごしてきた18年という日々が、誰かの、何かの力になるならば、というメッセージを込めて――。(本書「プロローグ」より)

【目次】
プロローグ
第1章 2016年
第2章 2017年
第3章 2018年
第4章 2019年
第5章 2020年
第6章 2020年最終章
エピローグ

【著者紹介】
中村憲剛 : 1980年10月、東京都生まれ。元プロサッカー選手。2003年の加入以降、現役生活18年のすべてを川崎フロンターレで過ごした。Jリーグベストイレブン8回選出、2016年には史上最年長にてJリーグMVPを受賞。日本代表としては2010FIFAワールドカップに出場、国際Aマッチ68試合出場、6得点。2020年シーズン限りにて現役を引退。現在は、育成年代への指導や解説活動等を通じて、サッカー界の発展に精力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • * さん

    【自伝であり戦術本。そして青く燃ゆる生き様の書。】「ケガは"有限"、サッカーは"無限"」の言葉を、まさに体現したストーリー。プロはデータで闘うが、データが闘うわけではない。技術を操るのは生身の人間だ。その脆さと強さを、この一冊で存分に思い知る▼「頭と目が揃う感覚」は、読書に置き換えて考えることができるかもしれない。視力や体力は落ちていくけれど、歳を重ねるからこそ深く読める(語れる)本も、これから出てくるのではないかと思った▼スキマスイッチ『スフィアの羽根』は、憲剛さんをイメージした曲だった!

  • やまねっと さん

    まず、文章がうまい。読んでてぐいぐい引き込まれて全く読むのが苦痛でなかった。記憶にとどまる試合の流れとかを丁寧に書かれていてピッチの中にいるようだった。 中村憲剛は同い年で勝手に親近感をもっていたのだが、35歳で40歳で引退することを考えていたとは驚きだった。最後のシーズンまで最高の花道を作ってもらって、否、自分で作った功績はとても大きいと思う。 いい奥さんもそうだが、引退セレモニーで素晴らしいスピーチをした息子に私は涙が出るくらいだった。 1人のサッカー選手として出し切った40歳での引退だったと思う。

  • hideto さん

    昨年、惜しまれつつ現役を引退した中村憲剛さんの、5年間の思い等を綴った本です。35歳のときに5年後の引退を見据えてから起こる劇的な出来事の数々。MVP、チームの初優勝、大怪我、そこからの復活。大怪我はともかく、5年の間に起こった幸せな出来事は、サッカーの神様に愛されたおかげか、それとも毎日ひたむきにサッカーに取り組んできたご褒美でしょうか?最近は海外移籍が盛んなため、1つのチームに長く在籍する選手が少なくなってきましたが、中村さんのように「バンディエラ」と呼ばれる選手がまた出てきてほしいなと思います。

  • honesty さん

    小学生の頃から中村憲剛さんのプレーが好きでした。 優勝した時も、ケガをした時のブログも、リハビリしてボールが蹴れるようになった時のブログも復帰した時のブログも読んでいただけに、その裏に苦悩と、想像以上の家族の支えがあったのは驚いたし、本当に感動しました。 家族の支えをしっかりと感じ取り、奥さんだけでなく子供たちにも感謝をしたり、尊敬できる憲剛さんの人間性が素敵だと思います。 プロサッカー選手ではなくなってしまったけど、これからも日本のサッカー界に貢献してくれるであろう憲剛さんの姿を楽しみにしてます。

  • ヒロ さん

    面白かった。10年以上前、NHKで中村憲剛の追っかけ的な番組を見て、そこで人となりを知ってからのファン。その番組に奥さんの加奈子さんも出ていて、前向きで素敵な奥さんだなあと記憶していて、今回、この本に散りばめられたあたたかい家族のエピソードが良かった。他には、引退を選手や家族に伝えるエピソードが、こちらまで泣けてきてあたたかい気持ちになった。自分も頑張ろうと思える一冊だった。

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人物・団体紹介

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中村憲剛

1980年10月31日生まれ。東京都出身。中央大学卒業後、2003年に川崎フロンターレに加入し、同年Jリーグ初出場。以降、現役生活18年をすべて川崎で過ごし、Jリーグ通算546試合出場83得点を記録。司令塔として3度のJ1優勝に貢献し、Jリーグベストイレブンに8度選出、2016年にはJリーグ最優秀選

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