「天正記」の復原的研究 第一種古活字版「天正記」翻刻・改訂文・注解を中心に 日本史研究叢刊

中村博司

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784757611016
ISBN 10 : 4757611013
フォーマット
出版社
発行年月
2024年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
580p;22

内容詳細

『天正記』は、豊臣秀吉に近侍した大村由己が、天正八(一五八〇)年正月に書き上げた「播州征伐記」を皮切りに、天正年間における秀吉の戦勝、家族の慶事などを事件の都度、記した記録群の総称である。豊臣政権研究の重要史料として周知の記録であるが、原本の多くが失われた現在、江戸後期に成立した群書類従・続群書類従所収の整版本を明治以降に活字化した続群書類従完成会本や史籍集覧本などが利用されている。
一方、原本の僅か三十年程後に成立した第一種古活字版には、整版本には見られない当初に遡り得る箇所のある事が分かってきた。そこでこのたび、第一種古活字版を翻刻しその改訂文を提示、異同箇所等を示した注解を付し、さらに原本「惟任退治記」を読み下した「総見院殿追善記」、聚楽第行幸の二ヶ月後に写された「聚楽行幸記」等をも翻刻・併載した。通読に耐えうる良質なテキストを提供し、『天正記』をめぐる研究環境に一石を投じる。

【著者紹介】
中村博司 : 1948年滋賀県大津市生。1972年滋賀大学教育学部卒業。1974年より大阪城天守閣学芸員。2000年より大阪城天守閣館長(2007年退職)。2009年龍谷大学大学院文学研究科修士課程、2017年大阪大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(大阪大学)。この間、大阪産業大学・大阪樟蔭女子大学・帝塚山学院大学・龍谷大学で非常勤講師を勤める。また、(公財)日本城郭協会評議員・甲府城石垣整備活用等調査委員会委員(山梨県)・大坂城石垣整備委員会委員(大阪市)などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

哲学・歴史・宗教 に関連する商品情報

おすすめの商品