国家と教育 愛と怒りの人格形成

中嶋哲彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791772551
ISBN 10 : 4791772555
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
334p;20

内容詳細

大阪府教育基本条例、教育委員会廃止論、第二次安倍政権の誕生、18歳選挙権、大学改革と入試制度改革、そして子どもの貧困…。“国家と教育”をめぐるイシューが吹き出した10年間の情勢を追い、その本質を解きほぐす。わたしたちはいまどうしてここに立っているのか?その答えを知るための“現在進行形の教育学”。

目次 : 序論 新自由主義的国家改造と公教育/ プロローグ 新自由主義の国際的展開と日本の教育/ 1 大阪における新自由主義改革の実験/ 2 新自由主義改革のための教育委員会制度改革/ 3 なぜ国家主義に向かうのか/ 4 若者の政治参加と政治的教養教育の自由/ 5 大衆的高等教育の創造/ 6 貧困からの自己解放を支えるために/ エピローグ 教師として生きるあなたへ

【著者紹介】
中嶋哲彦 : 1955年愛知県生まれ。博士(教育学)。名古屋大学法学部卒業、同大学院教育学研究科博士後期課程単位等認定退学。専門は教育行政学、教育法学。現在、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授、同教育学部附属中・高等学校長兼任。教育の自由と自治の問題を、制度と運用の両面から探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • katoyann さん

    新自由主義的教育改革に警鐘を鳴らす教育学者の論稿である。第一章には大阪維新の会が府議会に提出し、その後、成立した教育基本条例案の問題点が分析されている。この条例は首長による教育委員会に対する監督権限を強化して、首長が設定する目標に達さない教委や教員を監視、監督するものだ。要するに大阪府を舞台に教育への政治介入が繰り広げられ、このモデルを踏襲するように安倍政権でもまた教育委員会を首長が監督、支配する権限を強化する仕組みを作った。新自由主義の問題も気になったが、それより維新の政治による教育支配モデルに寒気。

  • ゆう。 さん

    新自由主義的教育改革の思惑、また大国主義主義的教育改革の思惑を、結びつけて考えることができた。国家が求める人材と子どもたちの人格形成との矛盾は大きい。公教育が解体されるなかで、あらためて権利としての教育を考えた。

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