小さいおうち 文春文庫

中島京子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167849016
ISBN 10 : 4167849011
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
追加情報
:
348p;16

内容詳細

昭和初期、女中奉公にでた少女タキは赤い屋根のモダンな家と若く美しい奥様を心から慕う。だが平穏な日々にやがて密かに“恋愛事件”の気配が漂いだす一方、戦争の影もまた刻々と迫りきて―。晩年のタキが記憶を綴ったノートが意外な形で現代へと継がれてゆく最終章が深い余韻を残す傑作。著者と船曳由美の対談を巻末収録。

【著者紹介】
中島京子 : 1964年東京都生まれ。出版社勤務、フリーライターを経て、2003年『FUTON』でデビュー。10年『小さいおうち』で第143回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 海猫 さん

    まずもって古風で芳醇さ漂う文章が素晴らしく、さらに構成や仕掛けが素晴らしい。はっきりしたテーマは有るものの秘めたものとして描く奥ゆかしさ、特に忍び寄る戦争の影が静かに恐ろしい。読み終わってからくる余韻が実は本当の読みどころで文章を味わってる最中には気づかなかった淫靡さにも驚く。

  • 抹茶モナカ さん

    急速に過去となりつつある戦時下の昭和の日本の風俗を描いた小説。ふわふわした文体を追って、読み進めるうちに、切ない気分になった。昭和も、戦争も、過去になって、そのうち、昭和生まれの僕の幼少期も、ノスタルジックなものになるのだろうな。

  • れみ さん

    太平洋戦争のころ東京で女中をしていたタキが赤い三角屋根の家に住む平井家での日々を振り返るお話。現実にありそうにも感じるけどおとぎ話のような雰囲気もあってとても不思議。タキの後悔しているその理由を理解したつもりで読んでいたのに終盤でそれが違っていたのかもと思わせてのラスト。なにがどうなっていたのか…とても気になる。

  • hiro さん

    なるほど山田洋次監督が映画化する作品だった。先日読んだ『白蓮れんれん』とは違い、このような女主人と女中さんの関係も稀にはあったのだろうかと思い、さらにこの時代の、少し裕福な家庭の生活がよくわかった。あの白黒のニュース映画の影響だろうか、この時代はずっと重苦しい空気が世の中全体に漂っていたように思っていたが、実際はパールハーバーからしばらくは‘平和’だったとは驚いた。小中先生がタキに言った「いちばん分かりやすくて強い口調のものが、人を圧迫するようになる」こんな時代が二度と来ないようにしなければと思う。

  • pino さん

    「頂戴」。中学の図書室で読んでいた文芸作品に登場する奥様は「〜して頂戴」と会話していた。大抵の奥様は色白の着物美人。小鳥のように繊細な神経を持ち、時に道ならぬ恋に身をやつす。以来、私の中で漢字の「ちょうだい」=裕福な奥様となった。久々に「頂戴」が似合う人に会った。時子奥様だ。女中のタキは賢く立ち働き、家族からも信頼されている。小さな家の秘め事はタキの回顧録に記されるが、書けない空白の時があったようだ。ミステリアスな展開と、ひたひたと迫る戦争の足音を消す都会の喧騒と高揚感が相まって、じんわりと染み入る一冊。

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