基本情報
内容詳細
上野公園のベンチで出会った喜和子さんが、作家のわたしに「図書館が主人公の小説」を書いて、と持ち掛けてきた。二人の穏やかな交流が始まり、やがて喜和子さんは終戦直後の上野での記憶を語るのだが…。日本初の国立図書館の物語と、戦後を生きた女性の物語が共鳴しながら紡がれる、紫式部文学賞受賞作。
【著者紹介】
中島京子 : 1964年生まれ。作家。2003年田山花袋『蒲団』を下敷きにした書き下ろし小説『FUTON』でデビュー、野間文芸新人賞候補となる。2010年『小さいおうち』で直木賞を受賞し、2014年に山田洋次監督により、映画化。同年『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞を受賞。2014年刊行の『かたづの!』で柴田錬三郎賞と河合隼雄物語賞、歴史時代作家クラブ賞作品賞、2015年刊行の『長いお別れ』で中央公論文芸賞と日本医療小説大賞、2019年刊行の『夢見る帝国図書館』で紫式部文学賞、2021年刊行の『やさしい猫』で吉川英治文学賞を受賞。2022年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐島楓 さん
読了日:2022/05/26
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人物・団体紹介
中島京子
1964年東京都生れ。東京女子大学文理学部史学科卒。出版社勤務を経て渡米。帰国後の2003年『FUTON』で小説家デビュー。2010年『小さいおうち』で直木賞を受賞。2014年『妻が椎茸だったころ』で泉鏡花文学賞、2015年『かたづの!』で河合隼雄物語賞、歴史時代作家クラブ賞作品賞、柴田錬三郎賞、同
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