かなたの雲 日本橋牡丹堂 菓子ばなし 7 光文社時代小説文庫

中島久枝

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334791452
ISBN 10 : 433479145X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;16

内容詳細

注文に応じて新しい菓子を考案する“小萩庵”にも客が増え、牡丹堂は忙しい毎日だ。そんな折、職人の伊佐が仕事の合間に見世を抜けることが増えていた。行く先は、病に倒れた母親が身を寄せる寺だ。かつて、まだ幼かった伊佐を捨てた母。小萩はやるせない思いを抱きつつ、伊佐のためにと奮闘するのだが…。小萩の恋のゆくえからも目が離せない、シリーズ第七弾。

【著者紹介】
中島久枝 : フードライターとして全国のおいしいお店や素敵な人々をたずね、歴史や文化とともに新聞や雑誌に紹介。2013年、『日乃出が走る―浜風屋菓子話』でポプラ社小説新人賞特別賞を受賞。シリーズは3巻まで刊行しいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • やま さん

    シリーズ7作目 2021.01発行。字の大きさは…中。 栗羊羹で里帰り、喧嘩別れはおはぎの味、丸くおさめる卵菓子、涙の虹と栗汁粉の短編4話。 鎌倉のはずれの村から菓子が好きで、菓子作りがしたくて江戸へ出て来た小萩が、牡丹堂の皆に助けられて、菓子に係わっていく物語です。 「丸くおさめる卵菓子」 山野辺藩から前回納めた、珈琲にあう金色羹(こんじきかん)は良かったが、小さい姫様が、卵が嫌いなので、卵の入っていない卵菓子と、それに新しい工夫をしたものをとの注文が来ます。🌿続く→

  • タイ子 さん

    シリーズ第7弾。江戸に出てきて3年目の小萩の元にじいちゃんが倒れた、すぐ帰れの知らせが。急いで(と言っても鎌倉まで2日かかりますが)里帰りしたもののじいちゃん元気で小萩の嫁入りの心配、家族のそれぞれの思いの中で小萩の生きる道が見えてくる。そして、伊佐への想いを抱きつつ頑なに人から遠ざかろうとする伊佐のその心は?幼い頃自分を捨てた母親が今死に際にいる。どんな目に遭っても母は母と看病する伊佐に手を差し伸べる小萩。血は水よりも濃し、伊佐の想いが胸を熱くする。小萩の伊佐への想い…。そろそろ終盤かな?

  • おしゃべりメガネ さん

    シリーズ第7弾。本作はとにかく「伊佐」と母親の話。なかなかワケありでシリアスな間柄の二人にとって、関係性は修復するのか気になるトコです。そしてもちろん、なかなか進展しない「伊佐」と「小萩」の仲も本作において急展開しそうな予感です。相変わらずチーム『牡丹堂』の面々は情に厚く、特に「留助」と「幹太」はいいキャラしてますね。手伝いの「須美」さんや「清吉」もすっかり馴染んでいるようで、安心して読むコトができます。しかし、「伊佐」も「小萩」もじれったいくらい、ホント素直じゃないですね。この先が思いやられますね。

  • ぶんこ さん

    小萩さんの祖父が寝付いたとの文が届き、慌てて帰郷するもたいしたことはありませんでした。それだけ小萩さんの将来が心配だったのでしょう。弟の時太郎さんが「戻ってきたら、おいらが守ってやるから」と言ったのにはウルウル。皆に愛されている小萩さんでした。今巻は家族の情を取り上げた話が多かったです。子どものいない油問屋のご夫婦にたかる弟。真面目に働いて得たお金の大切さをしればこそなのですが、たかる人には通じないのが哀しい。それでも妻の銀さんの優しさに癒される。伊佐さんのお母さんも最期を子どもに看取られて幸せでしょう。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘) さん

    「日本橋牡丹堂菓子ばなし」第七巻。伊佐の母親の過去話の印象が強すぎて、あまり楽しめませんでした。伊佐の心の中で母親が美化され過ぎているのが納得いきません。とはいえ、小萩がとうとう伊佐に気持ちを伝えることが出来たのは嬉しく読みました。

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