彼女たちの三島由紀夫 中央公論特別編集

中央公論新社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784120053474
ISBN 10 : 4120053474
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
206p;21

内容詳細

目次 : 1 彼自身による三島由紀夫―婦人公論アーカイヴ1 三島由紀夫/ 2 私の三島由紀夫/ 3 「彼女たち」との対話/ 4 追憶の三島由紀夫/ 5 『美徳のよろめき』を読む/ 6 女が美しく生きるには―婦人公論アーカイヴ2 三島由紀夫

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ぐうぐう さん

    同時代に三島由紀夫を読んでいた人と、自決後に三島を知って読んでいる人とでは、その感じ方が違うように、男性と女性では、三島の捉え方は違うのかもしれない。本書は、そんな視点から編まれている。つまり「三島事件の影の外に出て、事件によってできた死角を照らそうとしたもの」である。その方法は、執筆者、対談相手を女性に限り(一人、例外があるが)、三島のエッセイも「婦人公論」から再録し、三島が女性に何を語りかけたのかが垣間見れる構成を取っている。(つづく)

  • Eimi さん

    三島由紀夫自身の寄稿で、女性作家や女性の評論家、あるいは女優等が三島本人の人となりやあるいはその作品について様々な角度から書いていて、面白かった。 三島の女性に対する考え方は、今の価値観からは問題がありそう。筋肉と知性で女性は一生男性に勝てない、とかね。面白かったのは、エッセイストの酒井順子さんが三島の小説を「少女漫画のよう」と評していたところ。確かに三島の小説の修飾過多できらびやかなさまとか、上流貴族同士の優雅な交際なんかは、少女漫画の過剰な顔の表情にも相通じるものがあるかも。

  • ちい さん

    様々な方が、様々に語る三島由紀夫像。 うーん、同じ人物とは思えないなぁ。 その中では、湯浅あつ子さんの「三島由紀夫の青春時代」が最も興味深かった。 にしても、自分の若かりし頃をこうも赤裸々に語られたら、たまらないなぁ。 私にとっては、歴史上の人物だが、リアルで知ってる方もまだまだいらっしゃっるのだなぁ(なんか不思議…)

  • hitotak さん

    婦人向け雑誌などに掲載されたエッセイや対談、三島の死後に書かれた女性たちの追悼文などがまとめられている。女性向けということで武張った文章や思想も出てこず、楽し気に女性論を語る、こういう一面もあったのかと感じさせられる。『鏡子の家』のモデルになった湯浅あつ子が三島とその家族について書いており、内容も勿論だが、その湯浅のスタンスにもちょっと衝撃を受けた。結構な高所から書かれたこの文章、今ならネットで炎上必至だろうな。

  • つまみ食い さん

    この本ではヤマザキマリや北村紗衣など今日活躍する女性から見た三島についての文章や高峰秀子、若尾文子、宇野千代といった同時代の女性たちと三島の対談が収められている。途中、文学座で活動的、快活な姿と文学者としての姿のギャップについて「三島由紀夫は双子だ」と揶揄されていたという記述が出てくるが、確かに今日の若者が一般にイメージする三島由紀夫像とはかけ離れた、機知に富み(これは戯曲でも読めばわかるけども)快活で相手に合わせた会話が上手い彼の姿を知ることができる

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品