対談 日本の文学 素顔の文豪たち 中公文庫プレミアム

中央公論新社

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784122073593
ISBN 10 : 4122073596
フォーマット
出版社
発行年月
2023年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
416p;16

内容詳細

傍観者のような、冷淡な人のように見られるんですが、実生活から見ると、几張面で、まじめで、あったかい人でした(小堀杏奴)。〓外・露伴の娘、芥川の息子、谷崎・太宰の妻、漱石の息子と弟子…文豪の家族や弟子が間近に見たその生身の姿を語る。全集『日本の文学』の月報対談を再編集。

目次 : 幸田露伴の思い出(幸田文・瀬沼茂樹)/ 父・森林太郎(森茉莉/ 三島由紀夫)/ 文豪〓外の肖像(小堀杏奴・大岡昇平)/ 田山花袋とその周辺(田山瑞穂/ 平野謙)/ 徳田秋声の人と作品(徳田一穂/ 川端康成)/ 夏目漱石を語る(夏目伸六/ 中野好夫)/ 漱石山房のこと(安倍能成/ 津田青楓)/ 漱石先生よもやま話(内田百〓/ 高橋義孝)/ 「細雪」のころ(谷崎松子/ サイデンステッカー)/ 有島武郎と長与善郎(里見〓/ 本多秋五)/ 里見〓をめぐって(里見〓 伊藤整)/ 芥川龍之介を語る(芥川比呂志 大岡昇平)/ 室生犀星の思い出(室生朝子 萩原葉子)/ 堀辰雄について(堀多恵子 遠藤周作)/ 女流文学と作家生活(野上彌生子 網野菊)/ 宮本百合子を語る(湯浅芳子 本多秋五)/ 太宰治のこと(津島美知子 ドナルド・キーン)/ 明治文学を語る(稲垣達郎 瀬沼茂樹)/ 大正時代と文学(小島信夫 江藤淳)/ 文学と演劇(山本有三 阿部知二)/ 伝統と変質(永井龍男 阿部知二)/ 反戦文学の屈折(小田切秀雄 立野信之)/ 戦後文学を語る(大岡昇平 秋山駿)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヨーイチ さん

    リアル本屋で中公文庫の棚を見渡すと、「教科書に載った小説」集とこの対談集が目立つ。どちらも日本の小説史を外観出来る企画で老舗の出版社らしい、会社の歴史を生かしたラインナップで好印象。中公から出た「日本の文学」・八十巻のオマケに付いていた小冊子選集とのこと。八十って数に圧倒され、まぁ図書館用としてもこう言う出版物が各社から刊行されていた嘗ての読書環境を思う。大した知識も無いのだが、生まれた頃の小説事情も伺える。続く

  • hitotak さん

    昭和38年から刊行が始まった日本文学全集の別冊月報に収録されている、作家の親しい人物らによって語られた対談がまとめられている。明治期の文学者たちの直弟子や実子も未だ健在であり、文学史に残る作家たちの日常の姿や交流の様子が生き生きと語られていて、非常に身近に感じられる。巻末の全集全巻構成を見ると、自然主義やプロレタリア文学、当時流行作家だった石坂洋次郎など今では殆ど読まれていない作家も含まれていて時代を感じる。宮澤賢治が入っていないのも驚き。登用された作家の面々に当時の文壇評価なり諸事情も感じられた。

  • フリウリ さん

    夏目漱石の弟子のなかで自分が漱石よりも偉いと自信をもっていたのは野上彌生子だけだとか(安倍能成談、p100)、漱石の滑稽さを受け継いだ弟子は内田百閧セけだ(あと井伏鱒二、p258)とか、興味深いエピソードも読めますが、対談内容は玉石混交です。巻末に掲載された(底本の)「日本の文学」での対談一覧を見て、セレクトの基準に疑いをもちましたが、本シリーズが3巻本と知って安心しました。荷風が亡くなった時に傍らにあった本は「渋江抽斎」という話を改めて読み(p46)、鴎外と荷風の関係性を少し掘ってみたいと思いました。6

  • 風斗碧 さん

    作家の人物像を知るには、作家本人よりその身近な人物から知るのが最も良い訳で。この対談集はとても人となりがにじみ出ていて面白かった。

  • めーてる さん

    子供や妻、弟子の視点から見た文豪。室生犀星と萩原朔太郎の娘の対談がとても良かった。その時代その時代を切り取った対談も、とても興味深かった。後日買う。

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