精神科治療の覚書 日本評論社ベーシック・シリーズ

中井久夫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784535806511
ISBN 10 : 4535806519
フォーマット
出版社
発行年月
2014年03月
日本
追加情報
:
335p;21

内容詳細

目次 : 精神病院とダムの話/ 身体のリズムと睡眠のリズム/ 回復のリズムと治療のリズム/ 治療の滑り出しと治療的合意/ 服薬の心理と合意/ 発病の論理と寛解の論理/ 治療のテンポと律速過程/ 急性精神病状態―心理的なことから/ 急性精神病状態―生理的なことから/ 診断・分類・初期治療〔ほか〕

【著者紹介】
中井久夫 : 1934年奈良県に生まれ兵庫県(宝塚市、伊丹市)に育つ。1959年京都大学医学部医学科卒。1960年京都大学ウイルス研究所助手。1966年東京大学病院分院神経科。1967年東京都・青木病院。1971年東京大学講師(分院神経科病棟医長)。1975年名古屋市立大学医学部神経精神科助教授。1980年神戸大学医学部精神神経科教授。1997年甲南大学文学部教授。2004年兵庫県こころのケアセンター長(2007年3月まで)。2013年文化功労者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ソーシャ さん

    精神医療制度の課題や精神病の寛解過程論、著者の診療上の工夫などについて論じた中井久夫先生の代表著作。想像したよりもボリュームがあり、中身の濃い本でした。この本が書かれた時代から、社会は変わってきましたが、考え方自体は古びていないように思います。(一方でこの時代から議論されているのに改善していないんだなと思うことも)

  • つなぐ さん

    著者の主に統合失調症患者に対する治療経験から得られた、治療的な関わりのあり方について書かれています。著者の体験に基づくもので治療原則ではありませんが、しかし中井久夫の思考力の深みの凄さというものは一読の価値があります。このような深みのある洞察を患者との関わりでもつことが出来るのかという、理想として私は読みました。私には患者の急性期についてあれこれと聞き出すのは、治りかけのかさぶたを剥がすようなものであるという言葉が非常に印象に残りました。

  • あい さん

    タイトル通り、精神科における治療や医療について述べられた本。 薬の名前が出てきたり、高度な比喩や引用が多くてなかなか難しかった、、、 専門知識だけじゃなく、もうすこし教養を身につけてから出直してきます…

  • 白いハエ さん

    中井氏はどこかで「患者を信頼しすぎている、という批判もあるだろう」と書いていた気がする。しかし、治るためにはそうする以外はどうしようもない(=患者の自然回復に頼るしかない)、という治療の主眼、その根の強固さには毎頁ごとに息を呑むほどだ。「治療は仕事である」という、端的なセリフはどれほど精神病者を救うだろうか。苦痛と一体化している人は一切苦痛を表現しないとのことだが、その見えず感じ得ぬ苦しみを想像し、寄り添うことの困難、治療の困難、それでも不可能ではないということがどれだけ勇気に繋がることか。

  • くま 1 3 さん

    久しぶりに 読みましたが、何度呼んでも 新鮮な感動がある本です。 これぞ定番。 

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