口で歩く おはなしプレゼント

丘修三

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784338170062
ISBN 10 : 4338170069
フォーマット
出版社
発行年月
2000年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,95p

内容詳細

タチバナさんは20数年もの間ずっと寝たきりだが、ひとりで散歩にも行く。どんな人だってひとりで生きていけない。支えて、支えられて生きてゆくのだ…。〈受賞情報〉産経児童出版文化賞ニッポン放送賞(第48回)

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読書メーターレビュー

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  • ででんでん さん

    何回もブックトークで使わせてもらった本です。本当に大好き。皆さん、読んでみてください。生まれてから20数年の間ずっと寝たきりのタチバナさん。よく晴れたある日、「ちょっと散歩にいってこよう」と考えます。出発の時間になると、お母さんが車輪つきのベッドのようなものを家の前の道に出すと、タチバナさんを抱っこしてきて、その上に乗せました。ああ、お母さんにベッドを押してもらうのか‼いえいえ、お母さんはタチバナさんをほったらかして、家に入ってしまいました。タチバナさんはどうするのでしょう。口で歩くってどうやるの?

  • なななお さん

    東京書籍4年国語上「4年生の本だな」掲載。生まれつき立って歩くことの出来ないタチバナさんは散歩日和の日に、特製の車椅子ならぬ車ベッドで出掛ける事に。どうするのかと言うと、誰かが通り掛かるまで待ち、側を通り抜けようとする時に『すみません!』と大声を掛ける。相手はビックリして、つい立ち止まりタチバナさんと話してしまう。……子どもも大人も読んで欲しい良書。例え誰かの手を煩わす事しか出来ない人でも、存在する事が誰かの為になっていると、思い合える世界に。効率だけでは世の中回らない。夜の暗さが植物を育てるように。

  • みつばちい さん

    たちばなさんは生まれてこのかた歩いたことがありません。でも散歩に行きます。車輪付きのベッドで、通りがかる人に声をかけて押してもらいながら。その様子を仲間は「口で歩く」と言います。ひどい言葉をかけてくる人もいれば、宗教を勧めてくる人もいる、優しく押してくれ人もいれば、たちばなさんに話を聞いてもらいたい人もいる。そう、人はみんな誰かに必要とされて、支えあって生きているのだ、、そんな温かなメッセージが伝わってくる名作。「ぼくのお姉さん」を授業でやるので、この本も子どもたちに関連本としておススメしています。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    骨の発達障害で20年間も寝たきり(?)のタチバナさん。 内にこもるのではなく、実に行動的なのです。 自分で立てないために、ベッドに車を付けたような特殊な乗り物で移動します。 天気が良いので同じく障害を持つ上野さんの家を訪ねることにしましたが、お母さんに特殊ベッドに乗せてもらった後は通りがかりの人任せ。 スゴイお話ですが、健常者の様子を障害者の目から見ると、そして自分を振り返るといろいろな事を考えさせてくれるのでした。 タチバナさんは、今の自分を決して否定しないのでした。

  • おはなし会 芽ぶっく  さん

    タチバナさんは生まれてから1度も歩いたことがありません。体を自由に動かせないので二十数年ずっと寝たきりです。そのタチバナさんが車輪のついたベッド式の乗り物に寝たままの姿勢で乗って散歩に出かけます。通りがかりの人に声をかけ動かしてくれるようにお願いしないと目的地には行けません。それがタイトルに結び付いています。

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人物・団体紹介

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丘修三

熊本県出身。東京学芸大学及び東京教育大学で障害児教育を学ぶ。卒業後、養護学校の教師として約25年勤務、1991年退職。文筆生活に入る。『ぼくのお姉さん』(偕成社)で、日本児童文学者協会新人賞・坪田譲治文学賞・新美南吉文学賞受賞。『少年の日々』(偕成社)で小学館文学賞、『口で歩く』で産経児童出版文化賞

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