私のあしながおじさん 1

【４話収録】
■第１話「運命を変えた月曜日」
　アメリカ東部の片田舎にあるジョン・グリア孤児院に、ジュディ・アボットという少女が暮らしていた。生まれてすぐ両親に捨てられた彼女は、外の世界に憧れながら１４年間、ここで過ごしてきたのだ。孤児院の運営委員の視察を控えたある月曜日、院長のリペットは、ジュディをはじめ年長の子供たちを集め、彼らのなかから１名に、ハイスクールへ進学する権利が与えられることを伝える。
■第２話「ひとりぼっちの旅立ち」
　ジュディは、ユニークな反省文の内容を匿名の運営委員であるジョン・スミス氏に認められたため、彼の援助でリンカーン記念女子学園へ入学することになった。憧れの外の世界への旅立ちをよろこぶジュディだが、それは同時に、進学を望んでいた仲間たちの代わりに得た幸運なのだと気づく。そこでジュディはスミス氏からもらった支度金で、孤児院のみんなにプレゼントを贈ろうとするのだが……。
■第３話「憧れのリンカーン記念女子学園」
　孤児院の仲間たちに見送られ、リンカーン記念女子学園のファーゲッセン寮に到着したジュディは、ルームメイトのサリーとジュリアに出会う。学園では、新入生の入寮を記念して、歓迎パーティーが開かれることになっていたが、ジュディはパーティー用のドレスなど一着も持っていなかった。しかし彼女が心底困り果てたそのとき、後見人であるスミス氏から素敵な贈り物が届けられた。
■第４話「てんやわんやの入学式」
　孤児院から出てきたばかりのジュディには、学園で見聞きするものすべてが新鮮に感じられるのだった。そしてジュディは、入学式の日には、後見人のジョン・スミス氏こと、あしながおじさんに会えるだろうと、期待に胸を膨らませていた。一方、新入生代表に選ばれたサリーは、壇上で読みあげるスピーチの暗記に余念がない。やがて、学園中が慌ただしい雰囲気に包まれたまま、入学式の朝が訪れた。

ウェブスターの不朽の名作『足長おじさん』を原作に90年に1年間放映された世界名作劇場。全40話をDVD全10巻でリリース。(CDジャーナル　データベースより)