異界と転生論の宗教史 人類は死後の世界をどう捉えてきたのか

下田淳

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784812224038
ISBN 10 : 4812224039
フォーマット
出版社
発行年月
2025年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
下田淳 ,  
追加情報
:
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内容詳細

死後の世界や「肉体が滅びても霊魂は生き続ける」という観念は、あらゆる民族に普遍的な考えである。人類が想像する「異界」(あの世)と「転生」(生まれ変わり)について、古今東西の神話や宗教、思想などを紹介しながら宗教史研究の立場から考察する。

【著者紹介】
下田淳 : 1960年生まれ。現在、宇都宮大学教授。歴史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 於千代 さん

    古今東西の宗教が死後の世界をどのように扱ってきたのかを総覧する一冊。 比較することで見えてくる構造がとても興味深い。たとえば、西洋では円環する時間を「神による創造」と「神の最終審判」という始まりと終わりで線的に切り取る一方、東洋では解脱という観念を通して、円環的な時間そのものを超えようとしてきたとする。 前提知識が不足しているため十分には理解しきれなかった部分もあるが、これまで自分があまり触れてこなかった視点の宗教史の本であり、非常に刺激的で面白い一冊だった。

  • mngon pa さん

    世界に存在した転生思想をまとめた本。各宗教の転生論の詳細には触れず、概略を示すに過ぎないが、日本でも有名なインドの諸宗教のみならず、古代ギリシア・キリスト教・ユダヤ教・イスラムなどの一部宗派に存在した転生思想をまとめている点が貴重。特に、カバラのギルグールやイスラム教のアラウィー派・ドゥルーズ派を紹介する日本語の文献は少ないため、これらの思想が一冊の本でまとめて考察されていることに価値がある。しかし、インド系の業(カルマ)論の考察が薄い上に、古代以降の展開がまったくふれられていない点がやや不満。

  • Shinjuro Ogino さん

    諸宗教における主として輪廻転生論を比較した評論。私には難しいが少し紹介。1)世界宗教(キリスト教、イスラム教、仏教等)に共通しているのは、現世での行いが最後の審判等において評価され、来世が決定されること。2)東洋に多い輪廻転生は、キリスト教、イスラム教にはない。審判を受けた後は天国か地獄か一本道。3)ヒンズー教と仏教の輪廻転生論は元来(インドの)先住民のもの。そこに侵入したアーリア人の因果応報(審判)の概念が混入した。4)仏教の転生先は六道(天界、人間界、阿修羅等)。解脱はこの永遠の循環の苦悩からの解放。

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