そば打ち一代 浅草・蕎亭大黒屋見聞録

上野敏彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784582837582
ISBN 10 : 4582837581
フォーマット
出版社
発行年月
2017年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
188p;20

内容詳細

浅草観音裏にひっそりと佇む「蕎亭大黒屋」。足利一茶庵の衣鉢を継ぐ菅野成雄・雅江夫婦が営む同店には遠方からの客足が絶えない。一つの道をきわめる生涯一そば職人の軌跡。

【著者紹介】
上野敏彦 : 1955年神奈川県生まれ。記録作家、コラムニスト。横浜国立大学経済学部を卒業し、79年から共同通信記者。社会部次長を経て、現在編集委員兼論説委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Y2K☮ さん

    本場イタリアのピザは具材をあれこれ載せず、生地の味で勝負すると聞いたことがある。蕎麦も本当に美味しいものはつゆすら不要とか。在来種と改良種の違いも興味深い。シンプルなものに惹かれる理由がわかった。極めるにつれて不要なものが削ぎ落とされていくのは文学や音楽やプロレスにも通ずる芸の真理だと思う。「星の王子さま」の名言「大事なものは目に見えない」もそう。少しでも良くするために手間を惜しまぬがゆえの質実剛健。粗挽きの田舎蕎麦みたいな文筆を心掛けたい。あと生粉打ちのつなぎにそばがきを使うのはすごい発想。閃きを呼ぶ。

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