ハイパーハードボイルドグルメリポート

上出遼平

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784022516749
ISBN 10 : 4022516747
フォーマット
出版社
発行年月
2020年03月
日本
追加情報
:
521p;19

内容詳細

「ヤバい世界のヤバい奴らは何食ってんだ!?」「食の現場にすべてが凝縮されている」
テレ東深夜の単発番組としてスタートしながら、“他じゃ絶対にありえない"その内容で視聴者に衝撃を生んだ人気番組が書籍化。
人食い少年兵・マフィア・カルト教団……。
何が正義で何が悪か、“ヤバい"と“ふつう"の境界線とは―――。
数多の危険と困難を乗り越えた先の取材で、「食」を通じて描かれる世界のリアルとは

2019年ギャラクシー賞受賞! ! 購入者特典で完全未公開エピソード配信も
番組に収まりきらなかった未公開エピソードはもちろん、危険すぎる取材の裏側を余すところなく収録!
さらに単行本購入者特典として、
番組の完全オリジナルエピソード「“楽園"モルディブ・ゴミ島飯」の映像を限定配信!
(※本特典は電子書籍版にはありません)

著名人多数絶賛! ! 各種ニュースサイトも注目
【番組ファンの著名人からの推薦コメント】
田原総一朗
「このような凄まじい番組を、よく放送できたものだ。クレームを恐れた無駄な番組ばかりがどのテレビ局でも氾濫している中で、とび抜けて危険な番組である。リベリアの旧墓地に住む、元人食い少年兵たち。売春で生きている元少女兵もいた。台湾のマフィアたちの宴会、そしてロシアのカルト教に潜入。これはあきらかに、テレビのささやかならぬ暴動である。」

井口理 (King Gnu)
「グルメリポートと銘打ちながら「生きるってなんだろう」「人間ってなんだろう」と問いかけてくる番組が今まであったでしょうか。貧しくても、罪人でも、女でも男でも、みんな等しく平等に食べて生きている。おれたちみんな血の通った人間なんだと教えてくれる。すげー。」

【目次】
[リベリア] 人食い少年兵の廃墟飯
・自由の国 リベリア
・混沌市場
・横流しされた日の丸
・留置場のショー・タイム
・要塞ホテル
・“新"国営放送局廃墟
・人食い
・墓場の娼婦(ファム・ファタール)
・さらば、リベリア

[台湾] マフィアの贅沢中華
・台湾黒社会
・人骨煉剣
・命を食らう刀
・いきなり組長

[ロシア] シベリアンイエスのカルト飯
・閉鎖都市
・北朝鮮国営レストラン
・逃亡
・防空壕の罪人
・ドラッグアパート
・白装束の村
・教団宿の朝食
・信者・ニコライの昼食
・信者・イーゴリの夕食
・信者・セルゲイの昼食
・離脱
・裏側の夕食
・最後の審判

[ケニア] ゴミ山スカベンジャー飯
・屍肉を食むもの
・銃密輸地区
・シンナー・チルドレン
・地獄の門番
・汚染豚
・洞窟(ケイヴ)の青年
・赤飯

【出版社からのコメント】
この本は美食を巡るグルメ本であり、悲劇の地を辿るダークツーリズムであり、メディアに従事する者の仕事術紹介であり、危険のむこう側を活写したルポルタージュであり、人々との出会いの物語であり、分断の時代の新しい教科書です。
テレビ番組から生まれた本ですが、番組ファンはもちろん、番組を見たことのない方にこそ読んでもらいたい内容になっていると思います。是非手に取ってみてください。

●著者について
上出遼平 (かみでりょうへい)
テレビディレクター・プロデューサー。1989年東京生まれ。早稲田大学卒業後を卒業後、2011年株式会社テレビ東京に入社。『ハイパーハードボイルドグルメリポート』シリーズ企画、演出。企画、ロケ、撮影、編集まで番組制作の全過程を担う。空いた時間は山歩き。


【著者紹介】
上出遼平 : テレビディレクター・プロデューサー。1989年東京生まれ。早稲田大学を卒業後、2011年株式会社テレビ東京に入社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆいまある さん

    興味本位で読めるような軽い本じゃない。かつて人を殺して食べたリベリアの少年兵が今は何を食べているかに始まり、台湾マフィア、ロシアの宗教団体、ナイロビのゴミ山で暮らす少年で終わるルポタージュ。作者が若いからできたのか、無限に思える体力で、上辺だけの綺麗事で終わらず、命懸けでギリギリまで深く潜入する。家族と離れたった一人ゴミの中で暮らしても、人は誰かを求め、誰かと繋がろうとする。想像を超えた貧困を目の当たりにして胃にどすんと来た。消化するのに時間がかかる本。この作者の次回作が待ち遠しい。

  • k5 さん

    ちょっと鬱々としているので、エネルギーをもらおうと思って読み始めました。やっぱりアフリカいいなあ。カロリーの高そうな飯に元気をもらえますし、この手の企画の宿命ともいうべきエクスプロイテーションに書き手が自覚的なのも好感が持てます。ただ圧倒的にリベリア篇、ケニア篇がおもしろく、台湾篇、ロシア篇は弱いなあ。北朝鮮国営レストランはモスクワにもあって駐在員が普通に呑み会してましたし。(もうないらしいけど)。あとは著者が探偵ナイトスクープの構成作家みたいに闇落ちしないことを祈るのみです。

  • キク さん

    帯で田原総一郎と、King Gnuの井口が絶賛している。テレ東深夜の異色のドキュメンタリー番組の書籍化。何回かテレビ番組を観たことがあるけど、世界のヤバいところに出かけて行って、一緒にメシを食う。「食卓には文化、宗教、経済、地理気候、人間を取り巻く有象無象があわられる。善悪を超えて、人は食う。生きるために食い、食うために生きる。人の全てがその日の「飯」に繋がっている」という精神で、元少年兵やマフィアや娼婦やカルト集団やゴミ山で生活する孤児達と食卓につく。まさに「ハイパーハードボイルドグルメリポート」だ。

  • 猿吉君 さん

    突撃取材の極致を感じる濃密な文章、悲惨さよりも「食べてみたい!」と思わせる文章力に唸りました。@体を張り過ぎな突っ込みぶり、マジでヤバいのでこのスタイル続けるといつか大変な事に。A過激なエピソードほど面白い、そこをわかってより過激に。Bとはいえカルト宗教とかのエピソードはいらなかったかも。C最後のケニアのエピソードはさすがにやるせない気持ちになりました。Dテレビ放送だと縛りが多いから今後はネット系で活躍して欲しいな。点数85/100→読んで損なし、日本人でここまで踏み込んだ取材する人はまれだと思いました。

  • 空猫 さん

    テレビ番組の為の食レポ。けれど平和ボケの頭にガツンとやられた。日本では絶対に目にできない限界飯だ。 リベリア:元少年兵達の廃墟飯「(貧しくて)食事は一日に一回」「売春一回の値段は一食の料金」。台湾:マフィアの高級中華コースと、人骨を使って刀を作る職人宅の家庭飯。ロシア:北朝鮮国営食堂での激うまキムチ、カルトの町の自給自足のベジタリアン飯。ケニア:ゴミ山スカベンジャー(ここではゴミを漁って生活する人への蔑称)の飯。どんな劣悪な場所の飯でもどれも美味しそうなのがスゴイ。タイトルに偽りなし。

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人物・団体紹介

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上出遼平

1989年東京都生まれ。テレビディレクター、プロデューサー、作家。2011年テレビ東京入社。ドキュメンタリー番組『ハイパーハードボイルドグルメリポート』シリーズ(Netflixにて配信)の企画、演出から撮影、編集まで制作の全工程を手掛け、同番組はギャラクシー賞を受賞。音声のみで制作した同番組Podc

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