虚ろなるレガリア Corpse Reviver 電撃文庫

三雲岳斗

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784049132526
ISBN 10 : 4049132524
フォーマット
出版社
発行年月
2021年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
深遊 ,  
追加情報
:
344p;15

内容詳細

その日、東京上空に現れた巨大な龍が、日本という国家の崩壊の始まりだった。魍獣と呼ばれる怪物たちの出現と、世界各地で巻き起こった“大殺戮”によって日本人は死に絶え、日本全土は各国の軍隊と犯罪組織に占領された無法地帯と化してしまう。ヤヒロは数少ない日本人の生き残り。龍の血を浴びたことで不死の肉体を手に入れた彼は、無人の廃墟となった東京から美術品を運び出す“回収屋”として孤独な日々を過ごしている。そんなヤヒロを訪ねてきたのは美術商を名乗る双子の少女ジュリとロゼ。二人がヤヒロに依頼したのは、魍獣を従える能力を持つという謎の存在“クシナダ”の回収だった。廃墟の街で出会った少年と少女が紡ぐ、新たなる龍と龍殺しの物語、堂々開幕!

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 海猫 さん

    滅び廃れてしまった日本を舞台に、生き残りで不死者となった少年・鳴沢八尋が、日本刀を武器に闘う。といった、いかにもな厨二病バトルもの。作品がこなれていて、陳腐さがまったくない。設定や謎を小出しにして興味を引くのが上手いし、お話が常に動いているので停滞もしない。その上でキャラクターたちにも、魅力があった。さすがベテランの作家の作品で、安心感とともに読み進める。私としては最近アクションメインの小説を読んでなかったので、その意味でも楽かった。東京の地理に詳しい人が読むともっと臨場感あるかも。まずは好感触の開幕編。

  • よっち さん

    魍獣出現と世界各地の大殺戮で日本人は死に絶え、無法地帯と化した日本。回収屋として孤独な日々を過ごす数少ない日本人の生き残りヤヒロが、魍獣を従える能力を持つクシナダ回収を依頼される龍と龍殺しの物語。美術商を名乗る双子の少女ジュリとロゼとの出会い。作戦中に出会った少女・彩葉とヤヒロが探し続ける妹の存在。殺伐とした世界観に魅力的で存在感あるキャラたち、複雑に絡み合う因縁に熱いバトルや立ちはだかるラスボス、今後の展望にいたるまでを1冊にまとめ上げてみせる手腕は流石で、これは期待せずにはいられない新シリーズですね。

  • オセロ さん

    荒廃した日本を舞台に美術品を運び出す回収屋として過酷な日々を過ごす傍ら、生き別れの妹を探していたヤヒロの元に、妹の情報と引き換えに“クシナダ”という謎の存在を回収して欲しいという双子の少女からの依頼をキッカケにヤヒロの奇妙な運命は動き出す。 ヤヒロが妹を探す本当の理由には切ない気持ちを覚えますが、それでも過酷な運命に立ち向かうヤヒロには胸が熱くなりました。ラストでヤヒロとヒロインの彩葉が交わした誓いは果たされるのか。期待の新シリーズです!

  • ツバサ さん

    三雲岳斗先生の新作は廃れた日本を舞台にしたファンタジー。主人公、ヒロインの目的や関係が非常に美味しくて、さらに作品の根幹である滅びた原因などの作品全体の設定が練られている為、満足度が高い1冊に。流石はベテラン作家さん。胸が熱くなったり、切なくなったり、壁にぶつかりながらも切り抜けていく主人公達の活躍を最後まで見届けたいです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/06/10/224500

  • しぇん さん

    日本人がほぼ滅んでしまった世界で始まる物語。三雲先生の新シリーズは中々重い設定で始まっていますが、主人公の芯の強さ、ヒロインの明るさで救われていてダークファンタジー感は余り感じませんでした。ここからバトルロワイヤル展開して、一捻りの展開と予想してみますが、どんな物語になるのか期待ですね

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三雲岳斗

大分県出身。主に小説やシナリオを書いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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