日本軍の小失敗の研究 現代に生かせる太平洋戦争の教訓 光人社NF文庫

三野正洋

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784769822592
ISBN 10 : 4769822596
フォーマット
出版社
発行年月
2005年08月
日本
追加情報
:
16cm,288p

内容詳細

世界の半分を戦場とし、一千万人の生命が失われた太平洋戦争―敗者の側にこそ教訓は多く残っている―ユニークな視点から分かり易く敗因の究明と分析。大学工学部で教鞭をとるかたわら、シミュレーション戦記の書き手としても知られる著者が世に問う、日本とアメリカ、日本人とアメリカ人を考える話題の書。

目次 : 第1部 (日本陸軍の無謀/ 補給について ほか)/ 第2部 (恐ろしいほどの思い上がりと無駄/陸軍が造った潜水艦と航空母艦/ 潜水艦をめぐる問題 ほか)/ 第3部(日本軍の優れていた部分)

【著者紹介】
三野正洋 : 昭和17年、千葉県生まれ。昭和40年、日本大学理工学部卒業。大手造船会社にて機関開発に従事。昭和42年、日本大学生産工学部勤務。日本大学教養・基礎科学教室専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    連合軍の小さな失敗の本を先に読みました。これは日本軍の小さな失敗、というものを羅列して分析しています。現在の日本の官庁や企業の失敗にも当てはまるものが結構あります。やはり原因は結構日本人の特性によるものも結構多いと感じられます。第三部では日本軍の優れたところも取り上げています。

  • 金吾 さん

    創造性と合理的思考の欠如といえると思います。また計画する人たちが計画することを目的とし、情報は都合の悪いものは無視し、現場を想像できなかったことも原因かなと思います。軍というより民族の弱点ではないかなとも思いました。

  • nnpusnsn1945 さん

    太平洋戦争でおける日本軍の失敗をマクロな視点で描いている。日中戦争における日本の死傷者は、朝鮮、ベトナム戦争の米兵の死傷者よりも多かった。だがその状態でアメリカとやり合ったものだから滅茶苦茶としか言えない。補給の問題は日清戦争から露呈しており、徴発で賄われていた。住民の反発を受けるのは当然である。今日の韓国や北朝鮮の対日感情と決して無関係でないことも伺えよう。最新の航空機の輸送に牛車を使っていた様は、戸部良一氏の『逆説の軍隊』と通じるものがある。他にも、民間軽視、硬直した頭脳、情報軽視は今も同じである。

  • ヘタ さん

    面白かった。聞いて愕然とするような小失敗ばかり。なんとなく傾向が浮かび上がる。頑張って戦ってくださった先輩方も、俺と同じ日本人なのだな、と当たり前のことを思いました。

  • モリータ さん

    太平洋戦争での(国力の差に関わらない)日本軍の技術やシステムの欠陥を批判的に紹介する(といっても輸送・補給、情報戦、ダメコンなどの人員や装備の水準は国力と直結するだろうが…)。『失敗の本質』のように大局的な分析ではないが、文字通りの局地的失敗ではなく、本質的・致命的な問題を扱っている。巷間言われている日本軍のダメさ、というのを一冊で確認するのにはよい。ただ「なぜ〇〇ができなかったのか」というのは、いくらその実現が簡単かつ必須に見えても、現代人の感覚による過去の評定という面では言い立てても仕方がないと思う。

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三野正洋

昭和17年、千葉県生まれ。昭和41年、日本大学理工学部卒業。大手造船会社勤務後、大学に戻り物理教育に従事。准教授で定年退職。以後、執筆ならびに知的財産の取得で過ごす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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