教授とミミズのエコ生活 または私は如何にして心配するのを止めてミミズを愛するようになったか

三浦俊彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784883205516
ISBN 10 : 4883205517
フォーマット
出版社
発行年月
2012年01月
日本
追加情報
:
269p;19

内容詳細

なぜ、哲学者はミミズにハマったのか?12年前に開始された、独りきりのエコ生活の顛末。ミミズと太陽光発電による「エコ生活」の全貌をレポート。

目次 : 起の章 ミミズコンポスト起動の巻(生活の自覚が実感と一致しないからこそ、自覚も実感もできる日々なのだが―ミミズ生活のあらすじ/ 太陽を中心に考えるのが大地に根ざした世界観である―太陽光発電 ほか)/ 承の章 予兆と危機と絶滅の巻(邪悪そうな顔と凶悪そうな顔は全然違うが、受ける印象は同じである―アメリカミズアブの猛威/ 人が最も謙虚になれるのは、昆虫の猛威を目の当たりにしたときか―ミズアブコンポストの可能性 ほか)/ 転の章 ミミズ系いよいよ室内進出の巻(確実な方法をとるよりも、予想できない手法を選ぶほうが、楽しむためには無難である―ミミポット/ 幸先がよくないとは、よからぬ幸先がよいということである―集団脱走体勢 ほか)/ 結の章 動揺から懺悔そして達観への巻(信頼していた相手に裏切られたとき、ほんとは自分の信頼に裏切られたのではないかと疑ってみよう―大絶滅の価格暴落/ 危機から名案が生まれるとしても、危機に対する名案であるとは限らない―地下作戦! ほか)

【著者紹介】
三浦俊彦 : 1959年、長野県生まれ。東京大学文学部美学芸術学科卒業後、同大学院総合文化研究科比較文学比較文化専門課程修了。現在は和洋女子大学教授。『これは餡パンではない』他で芥川賞候補となるなど小説家としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • けんとまん1007 さん

    これは面白い!自家菜園をやっているので、ミミズには馴染みがある。太くて大きなミミズがいてくれると嬉しくなる。大地は豊かなのだなあ〜と思うからだ。土を耕してくれるし、ミミズが生息できる環境はよいと思うから。それにしても、ここまで徹底的に書かれると、次のページをめくるのが楽しくていたしかたないくらい。文章も読みやすく、先生の思いや人柄などが、よく伝わってくる。

  • とんかつラバー さん

    タイトルに教授とあるが生物系の人ではない(哲学者らしい)正直ミミズコンポストについては他書にもっといいのがあるし、文章としても微妙な感じで最後まで読んだけど時間の無駄だった。文体も奇を衒って面白くしようとしてるのがイタイ。サブタイトルとかアフォリズムを文字ってるのとか。本のタイトルもだけど個人的なフェチ話もイラストも気持ち悪いし、庭に尿をまいたり蝿を大量発生させたり、こんな人が近所にいたら嫌だろうな、という感想しか残らなかった

  • takeapple さん

    娘のゼミの担当教授だというので読んでみた。相当変わった人物のようだが、さすが大学教授だけあって読みやすい文章だ。太陽光発電と生ゴミをミミズに分解させているのか、それはうちと同じだ。うちのミミズは、自然にコンポストに大量に入って来るだけだが。それにしてもミミズは乳酸菌環境が嫌いなのか、わざわざ乳酸菌を作ってコンポストに投入していたのだが、まあそれでもうちはミミズが勝手に入って来るんだからまあいいか。三浦先生の他の本も読んでみよう。

  • アリ子 さん

    面白かった! ミミズのためにわざわざ生ごみを増やすというのは、もはやエコ生活ではないけど、絶滅を繰り返しながらの観察日記、とても面白かった。ヨーグルトはともかく、いくらなんでも巨大ゴキはNGだと思うが。

  • どらがあんこ さん

    あらすじはあっけらかんと書かれているも、「ミミズ3000匹」「ミミズセラピー」なんて言葉でドン引きする。まぁ慣れるんですけどね。生き物との関わりの中でのズレは困るものだけど、本書ではそれが不可視のキャノワームからのサインだったりするから奥が深い。

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人物・団体紹介

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三浦俊彦

1959年長野県生まれ。東京大学名誉教授・和洋女子大学名誉教授。博士(文学)。1983年東京大学文学部美学芸術学科卒業、1989年東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。和洋女子大学教授、東京大学文学部教授を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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