風が強く吹いている 新潮文庫

三浦しをん

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784101167589
ISBN 10 : 4101167583
フォーマット
出版社
発行年月
2009年06月
日本
追加情報
:
16cm,670p

内容詳細

目指せ、箱根駅伝! 純度100%の疾走青春小説。

箱根駅伝を走りたい―― そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ!

「速く」ではなく「強く」――純度100パーセントの疾走青春小説。

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陸上部の子供の勧めで読みました。 キャラ...

投稿日:2021/03/08 (月)

陸上部の子供の勧めで読みました。 キャラクターが個性的で魅力的。 それぞれが悩みを抱えてながらも前を向いて進んでいく姿に胸が熱くなりました。

あんぱんち さん | 京都府 | 不明

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たった10人で箱根駅伝出場を目指す…誰もが...

投稿日:2019/01/14 (月)

たった10人で箱根駅伝出場を目指す…誰もが無謀だと言う挑戦に、青竹荘に住む個性豊かな10人の大学生が果敢に立ち向かう。現在日本テレビにてアニメ版が放送中。思うような結果がでなかったり、何事も頑張れない、悩める人達には必読の1冊。続編が読みたくなります。

よこぴー さん | 栃木県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HIRO1970 さん

    ⭐️⭐️⭐️しをんさん9冊目。当初は表紙の絵から安房直子さん的な童話を何故か想像していました。読みはじめて直ぐに上京したての大学生の話である事が知れましたが、まさかの箱根駅伝を目指す展開になり、出場枠ギリギリの10名の男ばかりの登場人物の特徴を見事に書き分けて、見事なまでに息吹きを吹き込んでキャラを立たせている技量に恐れ入りました。この内容を一体どんな構想からここまでまとめ上げたのか?毎度ながらしをんさんの才能に痺れました。スポーツジャーナリストでも無理かなと思える良著です。皆さんにもオススメです。

  • ヴェネツィア さん

    箱根駅伝が始まってからは疾走するスピードで展開していくが、それ以前は比較的ゆるやかに進行する。かといって、走とハイジ以外の選手たち個々の抱える葛藤が詳らかに語られるわけではない。それはひとえに駅伝に収斂させていくためであったと思われる。10人はそれぞれに個性的だが、リアリティを問えば、たしかに大いに無理があるだろう。しかし、作家にとってはそれでもよかったのだろう。現実の可能性としてのリアリティとは別のところにそれを求めていたのだから。そして、それは成功したようにも、また未だ不十分であったようにも見える。

  • 青乃108号 さん

    素人同然の8名に実力者2名を加えた寄せ集めの10人の無名大学陸上部員が、箱根駅伝出場を目指し奮闘し、やがてひとつになって行くという物語。時に笑いを交えながら、時に熱く、語られる10人のエピソードが楽しい。そしてなんと言ってもこの物語の白眉は後半200ページあまりに渡って描かれる箱根駅伝の模様。それぞれの区間を懸命に走る寄せ集めの10人の姿がひとりひとり克明に描写され、レース展開と相まって手に汗握る見事な見せ場になっている。そして結果は。読んだ者誰もが納得する、爽やかなものとなっており素晴らしいです。

  • 鉄之助 さん

    主人公は走(かける)と灰二(はいじ)。”疾走青春小説”にピッタリの名前。自転車で万引きを捕まえるシーンから始まり”つかみもOK”。駆け抜けるように、読んでしまった。 部員10人しかいない駅伝チーム。しかも、ほとんどが陸上経験ゼロながら、目標は箱根駅伝で「頂点を取ろう」なんて劇画チックな設定だ。だが、しをんマジックなのかリアリティがあり、最後まで楽しめた。→ 続く

  • さてさて さん

    『俺が、俺たちが行きたいのは、箱根じゃない。走ることによってだけたどりつける、どこかもっと遠く、深く、美しい場所』。そんな言葉の先に辿り着いた者だけが見ることのできる景色を感じるこの作品。三浦さんらしくアニメな話題やぐだぐだした呑みの場面、そしてもどかしい恋愛感情の行方など、走りの側面以外にも読みどころ満載のこの作品。文庫本670ページの物量があっという間に感じるこの作品。『関東学生陸上競技連盟』から推薦された大学二校への取材など六年にも渡る執筆期間を費やしたという鬼気迫る執念を感じた傑作だと思いました。

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人物・団体紹介

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三浦しをん

1976年東京都生まれ。2000年、長編小説『格闘する者に○』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、『ののはな通信』で2018年島清恋愛文学賞、2019年河合隼雄物語賞を受賞。2019年『愛なき世

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