ぐるぐる博物館 実業之日本社文庫

三浦しをん

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784408556239
ISBN 10 : 4408556238
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
追加情報
:
304p;16

内容詳細

博物館が大好きな著者が、まじめに、ときに妄想を膨らませつつお宝や珍品に迫る。「なぜ、こんなにたくさん集めなすった!?」という著者の素朴な疑問に答えてくれるのは、慎み深くも超キャラ立ちした学芸員さんたち。人類史、鉱物、漫画、SM、服飾、地場産業、伝統工芸…さまざまな世界と人間への情熱と愛と好奇心に満ちたルポエッセイ。

目次 : 第1館 茅野市尖石縄文考古館―私たちはつながっている/ 第2館 国立科学博物館―親玉は静かに熱い!/ 第3館 龍谷ミュージアム―興奮!の仏教世界/ 第4館 奇石博物館―おそるべし!石に魅せられた人々の情熱/ 第5館 大牟田市石炭産業科学館―町ぜんぶが三池炭鉱のテーマパーク/ 第6館 雲仙岳災害記念館―災害に備えつつ穏やかに暮らすということ/ 第7館 石ノ森萬画館―冒険と希望の館で失神するの巻/ 第8館 風俗資料館―求めよ、さらば与えられん/ 第9館 めがねミュージアム―ハイテク&職人技の総本山/ 第10館 ボタンの博物館―美と遊びを追求せずにはいられない

(「BOOK」データベースより)

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著者が日本全国の面白そうな博物館を選んで...

投稿日:2021/03/18 (木)

著者が日本全国の面白そうな博物館を選んで訪問した記録。全10館と数はそれほど多くはないが、ひとつひとつ建物の外観から陳列されているものについての説明は写真とともに自分も訪れているような気分になる。さらにすべての博物館で運営者から解説を聴き、設立の経緯や陳列物への思いまで刻印している。 文庫化するにあたり、2017年の単行本発売時から変更があったことを追記している他、梯久美子による著者に関する的確な評言の解説まで加わっており、単行本を読んだ者でもまた読んでみたくなること必定。 日本にはまだまだ面白い博物館はあるはずで、ぜひ続編を期待したい。

アーチ さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

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  • mae.dat さん

    博物館は研究の為の資料の収集と保存。そしてそれらの展示。それだけじゃ無かったんですね。 それぞれに目的があり、その前身に蒐集家が居て。震災関連の博物館は少し異としますが。おたくの領域は萬に及びますね。実に頼もしい。( ¨̮ )。 そうだ、ザ・博物館、一風変わった博物館も良いですが、大学キャンパス内にある博物館も楽しいですよ。ちょっと雑然と陳列されている印象があるけど、それもまた趣きかと。入館無料な場合も多いしね。

  • ミュポトワ@猫mode さん

    三浦しをん先生のサイン本。実は三浦しをん先生のエッセイを読むのはこれが初めてです。今まではずっと小説を読んできたんだけど、エッセイも面白いね♪三浦先生の性格がよく表れているわ。こんな楽しい人なのね。というか、こんなエッセイを書く人があんな小説を書くのか…とそっちのほうが驚くわ。抽斗がいっぱいあるわぁ。でも興味というか、好奇心がこれだけ旺盛だと次巻足りないんじゃないかな。BLも読まなきゃいけないしねw一流の人はやっぱり時間の使い方も一流なのかなぁとかそんなことを思ってしまった。あ、本とは関係ないですよ〜w

  • どぶねずみ さん

    しをんさんの10ヶ所博物館の訪問レポ。中でも特にしをんさんの熱量がすごいと思ったのは、めがねミュージアムだった。案の定、この中で一番ページ数も多かった!(そういう問題じゃない?)博物館の運営はその道を極めた人やマニアックな人が興味を広めて未来に伝えていく役割もあるだろう。自分が知らずにこの世を去ることも多いのだろうけど、博物館巡りによって少しでも自分の些細な興味を掘り下げて理解を深めていきたい。

  • コットン さん

    きょうさんのおすすめ本。10館+寄り道3つと精力的にしをんさんが訪ね回ったエッセイでもある、博物館のガイド本。『石ノ森萬画館』には行ってみたい。あと、『ボタンの博物館』は東京に移ったそうだが大阪にあった時に行ってみたかった。フローレンス原人の所で出た島嶼効果(とうしょこうか)の話が興味深い。

  • mayu さん

    しをんさんが全国にある博物館を訪ねて歩くエッセイ。有名どころからかなりディープなところまで。私が行ったことがあるのは国立科学博物館のみで、全国にはこんなにいろいろなテーマの博物館があるのね、と驚いた。しをんさんって好奇心のかたまりのような人なのかしら。学芸員さんたちとの会話もツボをおさえてるし、どんどん話題が広がっていくし読んでいて楽しい。紹介されている中では、ボタンの博物館に興味を惹かれた。

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