キュラトリアル・ターン アーティストの変貌、創ることの変容

三木順子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784812219256
ISBN 10 : 4812219256
フォーマット
出版社
発行年月
2020年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;21

内容詳細

目次 : 第1部 批判力のあるキュレーション―アーティストによるその実践(アーティストにとってキュレーションとはなにか/ ポスト・ミュージアム時代の美術館/ グローバル時代における地域/ 「いま」を創りながら「いま」を生きる)/ 第2部 キュラトリアル・ターンの時代のアートのゆくえ(生きるための技術/ 日本におけるアートの「居場所」のキュレーション/ グローバリゼーションとコンテンポラリー・アート/ “ドリーム・キュレーション”をめぐる対話―“Nature After Nature”の方へ?)/ 第3部 解釈の創造性―アーティストによるその実践(再演される建築、通過者たちのまなざし―ニカ・ラディッチによる映像インスタレーション/ よそ者のまなざし―解釈が表現になるとき/ 「映像×建築」再考―イメージはどこから来て、どこへ行くのか)

【著者紹介】
三木順子 : 京都工芸繊維大学デザイン・建築学系准教授。専門分野:美学・芸術学

三木学 : 株式会社ビジョナリスト取締役部長。専門分野:編集・色彩研究・ソフト開発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アメヲトコ さん

    キュラトリアル・ターン(キュレーション的転回)とは、かつてキュレーションの客体であったアーティストが自らキュレーションの主体へと転じるという近年の動向をふまえたものです。実際にアートプロジェクトでキュレーションに関わるアーティストとのやり取りやインタビュー、論考などを通してキュレーションの未来が展望されます。現在流行りの地域アートプロジェクトの危うさなどは腑に落ちるものがありました。また本書自体が国際ラウンドテーブルとナイトセッションの再構成として「キュラトリアル」でもあるという挑戦的な一冊です。

  • くも さん

    ペーター・ヴァイベルによる論稿が素晴らしい。グローバリゼーションにおける「包摂/排除」の論理にどのように差異を組み込んでいけるのかを考えている。

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