三木清文芸批評集 講談社文芸文庫

三木清

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062903592
ISBN 10 : 4062903598
フォーマット
出版社
発行年月
2017年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;16

内容詳細

「哲学と文学とは根本において同じ問題をもっている。そのような問題は、例えば、運命の問題である。自由と必然の問題、道徳と感性との対立の問題である。」
哲学者にして評論家の三木清はまた、稀代の文芸批評家でもあった。
批評論・文学論・状況論の三部構成で、その豊かな批評眼を読み解く。

【著者紹介】
三木清著 : 1897・1・5〜1945・9・26。哲学者。兵庫県生まれ。第一高等学校を卒業後、京都帝国大学へ進み、西田幾多郎に師事する。1922年ドイツへ留学し、ハイデルベルク大学でリッケルトに、マールブルク大学でハイデガーに学ぶ。帰国後、法政大学教授に就任し、独自のマルクス主義解釈を展開するが、30年、日本共産党への資本援助の嫌疑で検挙、法政大学を辞す。出所後は哲学的著作を始め、広く評論活動を展開したり、岩波新書の立ち上げに尽力するなど多方面に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • tieckP(ティークP) さん

    似ているのはパスカルで、パスカルほど天才ではないが、一つの思想についてだけは無批判で受け入れつつ、その他の点においてクレバーに論理を操作する点が非常にそっくり。パスカルはキリスト教で、三木はマルクス主義。もちろんその「無批判」はそれぞれ常人を超える程度で批判しきったうえでの態度なのだが、一度信じると決めたら徹底してその措定した補助線を利用し尽くすところがある。この点から「文芸批評」としては、プロレタリア文学の失敗を認めつつ、その再生を論理付けようとあがくのだ。解説の小林秀雄との関連の説明も読みごたえある。

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