私の方丈記 現代語訳付 河出文庫

三木卓

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309414850
ISBN 10 : 4309414850
フォーマット
出版社
発行年月
2016年10月
日本
追加情報
:
203p;15

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • つな子 さん

    「方丈記」を三木卓さんが現代語に訳し、さらにご自分の半生を綴り訳を補強してゆく。三木さんに鴨長明が重なっていくから不思議だ。長明が方丈記で自身について「縁欠けて」と語る。私はこれを「医療も未熟で物騒な時代だったしなあ」と軽く捉えていたが、三木さんの「(大戦下で)父親の死などありふれていた。だが、当人にとっては、ありふれたことなどではない」の一文にハッとさせられた。水の泡のように儚く生まれ死ぬ人間は、その儚い時間を唯一無二の個人として生きているのだ。私は方丈記の何を読んだというのか。自らの読書を反省した。

  • ウエノヨウジ さん

    この本では方丈記の現代語訳をすると同時に、本文と対応するような出来事を自分の人生から引っ張り出してきている。三木卓の地に足のついたような文章は安心感が有って良い。満洲のこと、静岡のこと、団地のこと。こうしてみると、彼が物凄い人生を送ってきたことがわかる。ふとしたときに読み返したくなる。

  • 井森_いもり さん

    ゆく河の流れは絶えずしてってこんな話だったんだ。 現代語訳で読みやすくてよかった、家持ち運べるの面白いなあって。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

三木卓

1935年生まれ。早稲田大学文学部露文学科卒業。詩人、作家。1973年『鶸』で芥川賞を受賞。『路地』(谷崎潤一郎賞)、『裸足と貝殻』(読売文学賞)、『柴笛と地図』、評伝『北原白秋』(蓮如賞、藤村記念歴程賞、毎日芸術賞)、『K』(伊藤整文学賞)など著書多数。2007年、日本芸術院賞恩賜賞受賞。2023

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品