それを読むたび思い出す

三宅香帆

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791774425
ISBN 10 : 4791774426
フォーマット
出版社
発行年月
2022年02月
日本
追加情報
:
193p;19

内容詳細

幼かったときの言葉の記憶、地元・高知との距離感、京都で過ごした青春時代、東京で働きながら文章を書く日々。同世代の誰よりもたくさん本を読むこと。書くことと誰かの孤独に寄り添うこと。全篇書き下ろし。1994年生まれの気鋭の書評家による、初の自伝的エッセイ集。

目次 : 1 地元(ついイオンに入ってしまう/ 救いの主はブックオフ/ やさしい故郷 ほか)/ 2 京都(春の歌/ 贅沢な時間/ 言葉の文化圏 ほか)/ 3 読書(憧れのお年頃/ 読む風景は…/ 幸福な記憶 ほか)

【著者紹介】
三宅香帆 : 1994年生まれ。高知県出身。書評家、作家。京都大学文学部卒業、同大学院人間・環境学研究科修士課程修了。天狼院書店(京都天狼院)元店長。大学院在学中の2017年、『人生を狂わす名著50』(ライツ社)で鮮烈なデビューを飾る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • trazom さん

    昨年「(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法」を読んで、この人面白いなあ思った。そんな三宅さんの自伝エッセイ。テーマは、地元/京都/読書。世代は違うのに感性が一致する:「退屈が自分の養分」「贅沢な時間とは必要のない余白を持て余すこと」「本屋を見かけると無条件にいいなと思って足を踏み入れてしまう」「土曜の夜が一番好き。一人で本を読んでいて深夜零時を回ると、ずっとこのままでいいのになあと思う」「本は、自分が辛い時、唯一そばにいてくれる他人」…この人、本当に本が好きなんだ。

  • livre_film2020 さん

    人生の重なっている部分と重なっていない部分。それがそのまま読んでいる本と読んでいない本の違いになっている気がした。文章を読んで「結構ナルシストなんだなあ」と率直に思った(元読モをやっていた知人と話し方が似ているせいでそう思うのかも)。だが、これはエッセイだ。著者が好きに自己について語るのが良い。三宅さんは本に囲まれ、本に人生を狂わされ、本と歩むことを決めたその人生のあらましを本書で書き記す。私は三宅さんのようにたくさん本を読んでいるわけではないので、平伏するように彼女の青春の軌跡を目で辿った。

  • ゆみのすけ さん

    書評家三宅さんのエッセイ。彼女のYouTube、Twitterを見て、本選びの参考にしているので、どんなお人柄なのかと本書を手にした。主に「地元の高知」「大学、大学院時代を過ごした京都」「読書」の3本柱の章立て。中でも京都の章が好き。友人たちと鴨川でビールを飲んだり、散歩したりした話。祇園祭、御手洗祭、下鴨神社の古本市に行った話。ゼミで学び、知り、議論する体力がついた話。青春の思い出が詰まった地で、著者の大事な時間と想いが伝わってきた。

  • pirokichi さん

    高知県出身で京大に進学し東京在住の書評家28歳による自伝的エッセイ。「地元」「京都」「読書」の三章。著者の若くみずみずしい感性に、自分はほんとうに遠くまで(距離も時間も)きてしまったんだなあとつくづくしみじみ思った。「地元」を出るって私は決意なんてしたかな?何十年経った今でも胸がじゅくじゅくする。「京都」は亡弟が学生時代を過ごした場所。私も時々出かけたなあ。子どもの頃から「読書」が大好きだった著者。私も彼女のように旅先の本屋で本を買い、その土地の喫茶店でコーヒーを飲みながら本を読みたい。無性にそう思った。

  • えいなえいな さん

    著書を読むのは初めてですが、若い方なので驚きました。文章も若いのに渋い文章を書きますね。村上春樹に影響を受けているのかな、と思ったりもしました。若い方のエッセイは若いがゆえの思慮や葛藤も見られて面白いです。自分もそうですが、歳をとるといろいろ達観していたり、諦めてしまっていてダメですね。 それはさておき、他の著者も読んでみたくなる、素敵なエッセイでした。

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三宅香帆

1994年生まれ。高知県出身。大学院在学中に書籍執筆を開始し、作家・書評家として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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