これ、なんで劇場公開しなかったんですか? スクリプトドクターが教える未公開映画の愉しみ方

三宅隆太

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784416517222
ISBN 10 : 441651722X
フォーマット
出版社
発行年月
2017年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320p;19

内容詳細

『45歳からの恋の幕アケ!!』『ザ・サンド』『妹の体温』『ターゲット』『NINJA』『ガール・ライク・ハー』『イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち』『私はゴースト』『アメリカン・レポーター』『大人の女子会・ナイトアウト』『ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ』『チャット〜罠に堕ちた美少女〜』『あなたとのキスまでの距離』『6年愛』『人生はローリングストーン』『アイ・オリジンズ』『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』『ロシアン・スナイパー』『バスルーム 裸の二日間』『処刑島みな殺しの女たち』『恋する宇宙』『エマニュエル・ベアール 赤と黒の誘惑』『マザーハウス恐怖の使者』『あしたの家族のつくり方』『バイオレンス・マウンテン凌辱の山』『ウンギョ青い蜜』『タイム・シーカー』ほか。

目次 : 劇場未公開映画の愉しみ方/ ジャンル映画の登場人物も「生きているひと」である/ ひとの心の内面は映画に映るのか?/ 絶妙なアレンジが光るリメイク作品/ 真面目なB級映画は、不真面目なA級映画よりも遙かに面白い!/ いじめの構造をフェイクドキュメンタリースタイルで描いた意欲作/ 精神感応をモチーフにした異色ラブストーリー/ 幽霊側の視点から描く「止まった心の時間」の進め方/ イラク戦争を背景に、アメリカ人女性従軍レポーターの成長を描く「コメディ」?/ 幸せなのにどこか満たされない主婦たちが体験するひと晩のアドベンチャー/ 80年代スラッシャー映画の世界に入り込んでしまった現代女子高生の大活躍!/ 愛娘がネットの性犯罪に巻き込まれてしまった家族の、葛藤と崩壊と再生の物語/ 「夢を諦めきれない中年男」の孤独と苦悩をメロドラマの体裁で描いた秀作/ 交際6年目のカップルがわずかな軋みをきっかけに愛情を取りこぼしてゆく物語/ 自己開示できない男性性の弱さを切実かつチャーミングに描いた正義の映画/ カーアクションをモチーフに、フェミニズム文化の台頭を描いた異色スリラー

【著者紹介】
三宅隆太 : 脚本家・映画監督・スクリプトドクター・心理カウンセラー。1972年東京生まれ。大学在学中に若松プロダクションの助監督になり、その後フリーの撮影・照明助手として映画、TVドラマ等に多数参加。ミュージックビデオのディレクターを経由して脚本家・監督に。日本では数少ないスクリプトドクターとして国内外の映画企画に多数参加する傍ら、東京藝術大学大学院をはじめ各種大学やシナリオ学校等で教鞭も執っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • コットン さん

    劇場未公開作品を日本に数人しかいないと言われているスクリプトドクターでもある著者ならではの目線で海外映画の見どころを教えてくれる本。アメリカ映画なのに前半30分が日本語のみの『ninnja』、いじめの構造をフェイクドキュメンタリーで描く『ガール・ライク・ハー』、高校からの6年間の愛情あふれるカップルが状況などにより少しづつ違いが出始める『6年愛』など面白そうな語り口で紹介している。そして、劇場未公開作品についての線引きについても語っている。

  • 深夜 さん

    かつてレンタルビデオショップでアルバイトをしたことがある。約1年間、誰にも借りられなかった映画は、自動的に廃棄されていく。中には、なぜあんな傑作を? なんて思う事もある。そんな、ともすれば誰からも目を留められない隠れた作品に光を当てた1冊。

  • ケレット さん

    日本で劇場未公開となった映画についての映画論。未公開映画の紹介、説明で終わらず、ネタバレすることなく、映画のどのようなところが面白いのか、細部に注目し緻密に論じている。映画の作り手ならではの視点もあり、非常に面白かった。

  • gu さん

    劇場未公開作品(に限らずどんな作品にも当てはまるが)の、額面通りではない、ともすれば見過ごされがちな面白さを丁寧に拾い上げていく。その筆致と視点に蒙を啓かれっぱなしだった。俳優の演技、脚本、場面構成など、映画の表現技法について理論的かつ実践に踏み込んで解説してくれるのでとても勉強になる。『私はゴースト』と『ファイナル・ガールズ惨劇のシナリオ』と『人生はローリングストーン』は絶対観る。

  • すり林檎 さん

    レンタル屋やネット配信サービスの片隅で目にしながらも「何か華が無いし半端そうだなー」とか思ってスルーしている劇場未公開映画。そんな作品が実はとても豊かな映画体験に満ちている事を脚本家であり心理カウンセラーでもある三宅隆太さんの知識や視点から紹介していく一冊。 過激な未公開作品をセンセーショナルに取り上げる本は数あれど、「現代日本が舞台のニンジャアクション」や「砂浜が人を襲う」映画まで真摯に一本の映画として分析して紹介していくのが面白い。 『ガール・ライク・ハー』が気になります。

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