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La Traviata : Villazon, Heras-Casado / Balthasar Neumann Ensemble, Peretyatko, Ayan, etc (2015 Stereo)

Verdi (1813-1901)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
733708
Number of Discs
:
1
Label
:
Aspect
:
WideScreen
Color
:
Colour
Format
:
DVD
Other
:
Import

Product Description

ヴィラゾン演出による『椿姫』
タイトルロールを歌うのはオルガ・ペレチャトコ
パブロ・エラス=カサド&バルタザール=ノイマン・アンサンブル


今作は2015年バーデン=バーデン祝祭劇場で行われたヴェルディ『椿姫』のライヴ映像。2度の休業を経て、現在はオペラの演出も手がけている現代テノール界のスター、ロランド・ヴィラゾンが演出を担当、ヴィオレッタ役にはロシアの新星オルガ・ペレチャトコ、指揮は新進気鋭のスペイン人パブロ・エラス=カサドという布陣で挑んだ注目の上演。
 夜の世界で名を馳せる高級娼婦ヴィオレッタの一途な愛と哀しい運命描いた『椿姫』。今回の舞台はサーカス劇場。ティボー・ファンクラーネンブルックの手がけた鮮やかな衣装は一瞬で観客の心をつかみます。オルガ・ペレチャトコは、享楽的な人生を楽しみながらも、アルフレードに対する愛と苦悩に揺れ動くヴィオレッタの感情を見事に歌い上げています。さらにヴィラゾンは默役を配置し、主人公の心情をより深く描いています。アルフレード役のアターリャ・アヤンも、豊かな声量、暗さと温かさを両方兼ね備えた伸びやかな声で好演しています。そして厳格なアルフレードの父ジョルジョ・ジェルモン役のシモーネ・ピアッツォーラは見事な声のコントール力を持ち、特に第2幕のヴィオレッタを説得する二重唱では、繊細かつ大胆な歌唱を聴かせてくれます。
 オケはピリオド楽器によるバルタザール=ノイマン・アンサンブル。軽やかな響きが新鮮で、歌手陣もより一層伸び伸びと歌うことができ、パブロ・エラス=カサドの懐の深い指揮がバランスの良くまとめあげています。(輸入元情報)

【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『椿姫』全曲


 オルガ・ペレチャトコ(ヴィオレッタ・ヴァレリー/ソプラノ)
 アターリャ・アヤン(アルフレード・ジェルモン/テノール)
 シモーネ・ピアッツォーラ(ジョルジョ・ジェルモン/バリトン)
 エミリアーノ・ゴンザレス=トロ(ガストーネ子爵/テノール)
 トム・フォックス(ドゥーフォル男爵/バリトン)
 クリスティーナ・ダレツカ(フローラ・ベルヴォア/メゾ・ソプラノ)
 コンスタンティン・ヴォルフ(ドビニー侯爵/バス)
 ヴァルター・フィンク(医師グランヴィル/バス)
 デニズ・ウズン(アンニーナ)
 ライモンズ・シュポギス(フローラの家の召使/バリトン)
 シュテファン・ゲイヤー(使いの者/ バス)
 ヘルマン・オズワルド(ジュゼッペ/テノール)
 バルタザール=ノイマン合唱団
 デートレフ・ブラチュケ(合唱指揮)
 バルタザール=ノイマン・アンサンブル
 パブロ・エラス=カサド(指揮)

 演出:ロランド・ヴィラゾン
 舞台:ヨハネス・ライアカー
 衣装:ティボー・ファンクラーネンブルック
 照明:デービー・カニンガム
 振付:フィリップ・ジロード

 収録時期:2015年5月
 収録場所:バーデン=バーデン祝祭劇場(ライヴ)
 映像監督:ネレ・ミュンヒマイヤー

 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DTS 5.1
 字幕:英独仏西中韓日
 NTSC
 Region All

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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肺病で死期の迫った女性が見た幻想という演...

投稿日:2017/03/31 (金)

肺病で死期の迫った女性が見た幻想という演出の基本構想は少しも新鮮味がないが、ここでヒロインが同一化するのはサーカスの空中ブランコ乗り。幾らなんでもそりゃ無理だろうと思ったが、エラス=カサドの振るピリオド楽器アンサンブルの俊敏かつ生命力みなぎる演奏で聴くと、何と第1幕などはサーカスの音楽としか聞こえないではないか。最近では昔のように幕の間に休憩が入ることの少ない『椿姫』だが、これは全幕休憩なしの通し演奏。ヒロインの分身=黙役(当然ながら空中ブランコのできる女性で、同じバーデン・バーデンでの上演だったヒンメルマン演出/ヘンゲルブロック指揮の『ドン・ジョヴァンニ』でエルヴィーラのメイドを演じていた人だ)を最後まで徹底的に活用すること、父ジェルモンが完全に「石像の男」、つまり生身の人間ではなく家父長制の化身として扱われることなど実に面白い。ここでは全く歌わず演出に専念しているビリャソンの演出家としての才能、侮りがたし。ペレチャツコはもちろん細身の声の持ち主だが、みずみずしい情感にあふれた素晴らしい歌。元気はつらつで肺病で死にそうには見えない(その点ではネトレプコも同じだった)が、実に好ましいヴィオレッタだ。アヤンのお坊ちゃんらしい若さもいい。そしてこの上演の最大の立役者はエラス=カサドのシャープでしなやかな指揮。大歌劇場では今や「博物館入り」の演目と化している『椿姫』を鮮やかにリニューアルしてみせた。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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