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Symphonies Nos.1, 2, 3 : Michael Alexander Willens / Kolner Akademie

Witt, Friedrich (1770-1836)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
555611
Number of Discs
:
1
Label
:
Cpo
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

「ベートーヴェンのイエナ交響曲」の真の作者、ヴィットの交響曲集

フリードリヒ・ヴィットは、ベートーヴェンと同じ年の1770年にドイツのヴュルテンベルク州の小さな町ニーダーシュテッテンで生まれたチェロ奏者、作曲家。エッティンゲン=ヴァラーシュタインの楽団でアントニオ・ロゼッティに学び、チェロ奏者として活動した後、1801年から1824年に引退するまでヴュルツブルク宮廷楽団の楽長として活躍しました。一時期はヴュルツブルク劇場の楽長も務めていた彼は舞台作品も手がけましたが、主な作品は管弦楽曲と宗教曲でした。交響曲は23曲が現存します。
 引退後は忘れられた存在だったヴィットが20世紀になって突如脚光を浴びます。1909年にイエナの図書館で発見されたハ長調の交響曲が、当初は若きベートーヴェンの作品とされ、その作曲法の発展の空白を埋めるものとしてセンセーションを巻き起こしました。この曲は1910年に蘇演が行われ、1957年まで「ベートーヴェンのイエナ交響曲」とされて、フランツ・コンヴィチュニー指揮シュターツカペレ・ドレスデンなどいくつかの録音も行われました。現在では、このハ長調の交響曲はヴィットの交響曲第14番とされています。
 このCDに収録されている交響曲第1〜3番は、1801年以降にヴュルツブルクで書かれました。トランペットやティンパニが登場する大規模な編成ながら、様式は先輩のハイドンやロゼッティを踏襲したもので、ベートーヴェンの『英雄』以降の革新的な交響曲と比べると古典的な側面が際立ちます。アダージョやグラーヴェという緩やかなテンポで荘重に始まり、推進力あふれるアレグロへと続く第1楽章、軽やかで機知に富んだメヌエットによる第3楽章、各楽章に同じ旋律を散りばめることで生じる統一感など、巧みで手の込んだ構成は作曲能力の高さを示しています。
 ルネサンスからロマン派までの音楽を当時の楽器と演奏法で演奏し、HIP(歴史的知識に基づく演奏)をリードするケルン・アカデミーは、主宰する気鋭の指揮者ウィレンズの指揮の下、ヴィットの作風を的確にとらえ、かつ3つの交響曲の個性を描き分けたすばらしい演奏を聴かせてくれます。ベートーヴェンと間違えられた作曲家ヴィットの知られざる古典的交響曲をお楽しみください。

ジャケット絵画:ヨハン・クリスティアン・クレンゲル:湖畔の満月のある風景、1804年(輸入元情報)

【収録情報】
ヴィット:
● 交響曲第1番変ロ長調
● 交響曲第2番ニ長調
● 交響曲第3番ヘ長調

 ケルン・アカデミー
(古楽器使用)
 マイケル・アレグザンダー・ウィレンズ(指揮)

 録音時期:2023年1月8-12日
 録音場所:ケルン、ドイッチュラントラジオ、室内楽ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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