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ISBN 10 : 4326102950
Content Description
その治療は、本当に患者のためになっているのだろうか?患者に対して回復という利益をもたらすことのない試みを指す、「医学的無益性」。医療倫理におけるこの重要な概念を、医療が本来目指すべきゴールとは何かという観点から論じる。
目次 : これは医師がなすべきことになっているのか?/ Noと言うことが難しい理由/ Noと言わなければならない理由/ 「できることをすべてやってほしい!」と言う家族/ 無益性と資源配分/ 訴訟にあふれた社会における医学的無益性/ 医学的無益性の倫理的な含意/ 現状とあるべき姿―患者の皆さんへ/ 現状とあるべき姿―医療従事者の方々へ/ 肝心な点―医学的無益性/ 医学的無益性―私たちはいまどこにいるのか?
【著者紹介】
ローレンス・J.シュナイダーマン : 1932年生まれ。カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部名誉教授。ハーバード大学医学部で医学博士(M.D.)を取得。カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部で家庭医学・予防医学の教鞭をとりながら、同医療センター倫理委員会の創設共同委員長を務める。医療倫理の権威として広く認知されており、170以上の医学・科学論文を発表している。小説家、劇作家としても活躍。2018年歿
ナンシー・S.ジェッカー : 1960年生まれ。ワシントン大学医学部生命倫理・人文科学科教授。ワシントン大学医学部哲学科、法学部非常勤教授。ワシントン大学とスタンフォード大学で哲学の修士号を取得後、1986年、ワシントン大学で博士号を取得(Ph.D.)。専門は生命倫理学。数多くの生命・医療倫理学に関する実績を有している
林令奈 : 東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野助教
赤林朗 : 東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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