ローズマリー・サトクリフ

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ケルトの白馬 サトクリフ・コレクション

ローズマリー・サトクリフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784593101566
ISBN 10 : 4593101565
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
176p;20

内容詳細

イギリス、バークシャーの緑なす丘陵地帯には、巨大な白馬の地上絵がある。古代ケルト人が描いた地上絵は、力強く美しく、悠久の時を超えて命の輝きを放つ。なぜ、どのようにして、この「アフィントンの白馬」は描かれたのか。イギリス児童文学の異才サトクリフが、今はもう忘れられた豊かな物語を紡ぐ。

【著者紹介】
ローズマリー・サトクリフ : 1920‐92。イギリスの児童文学者、小説家。幼いときの病がもとで歩行が不自由になる。自らの運命と向きあいながら、数多くの作品を書いた。『第九軍団のワシ』『銀の枝』『ともしびをかかげて』(59年カーネギー賞受賞)(以上、岩波書店)のローマン・ブリテン三部作で、歴史小説家としての地位を確立。数多くの長編、ラジオの脚本、イギリスの伝説の再話、自伝などがある

灰島かり : 子どもの本の作家、翻訳家、研究者。英国のローハンプトン大学院で児童文学を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • chimako さん

    自らの命と引き換えに一族の自由を約束させた族長の息子ルブリン。褐色の肌と黒髪を持つ。色白で明るい髪を持つ兄たちには決してわからない葛藤も闇も抱えたまま戦闘でただ一人生き残る。彼は魂の導くまま絵を描いた。それを見た侵略者の長は丘の斜面に馬を描けと命じる。親友ダラとの別れのシーンはグッとくる。今でもケルトの丘に駆ける白馬を見てみたくなる。あまり知られていないケルト民族だが、訳者のあとがきでざっくり知ることができる。良書だがやはりとっくきにくいなぁ。

  • おおた さん

    90年代ヒーリング音楽からケルト音楽の流行を通ってそれなりに聞いたのに、ケルト神話って全然知らないなと反省して手に取る。馬が貨幣よりも大事だった時代、王の一族に生まれた主人公は他の兄弟とちがって色が黒く、すばしこく、聡明さと落ち着きをもち、絵のイメージをもっていた。紙に絵を描くという概念がない時代。彼が大人になり戦争に巻き込まれ、一世一代の絵に取り組むことになる。「粗にして野だが卑ではない」誇りをもって一族を導く姿が印象的で、ここからケルト文化が始まる、その先を見届けたい。

  • izw さん

    イギリスのバークシャーの緑の丘陵地帯に、巨大な白馬の地上絵がある中「アフィントンの白馬」は流れるような曲線で描かれた非常に抽象的な絵である。この絵が描かれた物語を、T・C・レスブリッジの「魔女」という本から着想を得たサトクリフが、アトレバーテス族との闘争で敗れたイケニ族のルブリンという小さい頃から絵の才能がある王族の息子を主人公に描いていて、なかなか秀逸な物語となっている。

  • timeturner さん

    バークシャーにある「アフィントンの白馬」が生まれた経緯をイケニ族の族長の息子の視点で描いた、限りなく空想に近い歴史物語。当時の人々の生き方がわかって興味深くはあるんだけどドルイド教がらみの結末がちょっとなあ。

  • suiu さん

    ルブリンが足りないものがなにか気づいたときに、「なんで、なんで」って、思った。でも、そうでなくてはならないし、ルブリンはそれをわかっていて、そうするしかなかったこともわかる。 サトクリフの物語の中ではかなり短いものですが、小学校高学年くらいの子が、このコレクションをきっかけに他のサトクリフ作品に入り込むきっかけになると良いですね。

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