ローズマリ・サトクリフ

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王のしるし 上 岩波少年文庫

ローズマリ・サトクリフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001145953
ISBN 10 : 4001145952
フォーマット
出版社
発行年月
2010年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,254p

内容詳細

約2000年前のスコットランド。奴隷の剣闘士フィドルスは、不当に王位を追われ盲目にされたダルリアッド族の王マイダーの替え玉として雇われる。氏族の運命をかけた戦いの中、彼は次第に「王」になってゆく…。

【著者紹介】
ローズマリ・サトクリフ : 1920‐92。イギリスの児童文学作家・小説家。2歳の時の病気がもとで歩行困難になり、のちに車いすでの生活を余儀なくされる。14歳で美術学校に入り細密画を学ぶが、1950年ごろから小説を発表する。ローマン・ブリテン三部作『第九軍団のワシ』『銀の枝』『ともしびをかかげて』(1959年カーネギー賞受賞)で、歴史小説家としての地位を確立した(のちに四作めとなる『辺境のオオカミ』を発表)

猪熊葉子 : 児童文学者・翻訳家。聖心女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たつや さん

    岩波少年文庫のサトクリフ作品はこれで最後。物語のまえに、で、「昔スコットランドには、ピクト族とスコット族とが住んでたことは誰もが知っています。」ときたので、知らない私は、「え?ついていけるかな?」と焦り、困るが割りと薄い上下巻なので、すいすい読めた。奴隷戦士(闘牛の様な見世物戦闘士)だったフィドルスが、王様と入れ替わる「王子とこじき」や「影武者」のようなストーリー。そこに、歴史的背景が重なり、王を奪われた身からフィドルスがどうなるかが見もの。続きは下巻へ。

  • 美紀ちゃん さん

    (上)の中盤から面白くなってきた!王子マイダーの身代わり?替え玉?になった奴隷の剣闘士フィドルス。バレないの?行けるの?大丈夫なの?という感じで(下)へ!

  • 白玉あずき さん

    YouTubeでぼーっと下村陽子さんの曲を聞いていて、その流れでFF15のstoryを見てしまい、あんまり衝撃だったのでサトクリフへ。近代都市、新しいガジェットに囲まれながらの部族社会の「王権」,「王殺し」の物語。巫女さん(かむなぎ)まで登場して、人類の出アフリカ以降の慣習宗教、権力と自己犠牲の物語で、民主主義だの近代的自我だのという薄い表層を吹き飛ばす圧倒的な原始的衝動をもたらす。で、積んであった「王のしるし」を思い出した次第。サトクリフ女史の参考にした資料を知りたい!ローマ人の書き残した歴史書がどの程

  • miyu さん

    ひとりサトクリフ祭。まずはこの「王のしるし」を選んだ。アーサー王でもローマン・ブリテンでもないが数あるサトクリフ作品の中でもとても好きな物語だ。奴隷身分の剣闘士が唯一の友といえる者と闘って相手を殺し自由の身になるが、そのとたんにこの先一体どうしたらいいのかまるで考えつかなくなるシーンが印象的だった。子供の頃はこんな場面に心惹かれなかったはずだから、やはり読む年代が違うと思うことも変わるのだろう。あれよあれよという間に王の身代わりとなるフィドルスがどこか人を惹きつける魅力のある男に感じ下巻への期待が高まる。

  • tom さん

    読友さんに教えてもらった本。イギリスのジュブナイル。時代は、大昔のイギリス。ローマの軍隊と元々の勢力が入り混じっている。そして主人公は奴隷の剣闘士。運よく奴隷の身分から自由人になることができたのだけど、物心ついたときからの奴隷根性では、何をしたらよいのか分からない。困ってしまって、大酒飲んで大暴れをしてムショ入りしてしまう。ここから運命の変転が始まるという物語。下巻の帯には「人は何によって生きるのかを深く問う」と書いている。そういう物語なのか、面白くなるかなと思いながら下巻に。

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ローズマリ・サトクリフ

1920〜92年。イギリスを代表する歴史小説家。はじめ細密画家をこころざすが文筆に転じ、30を超える作品がある。1959年、すぐれた児童文学にあたえられるカーネギー賞を受賞し、歴史小説家としての地位を確立した。児童向け歴史小説のほか、イギリス伝承の再話、ギリシア神話の再話、成人向けの歴史小説、BBC

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