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人が自分をだます理由 自己欺瞞の進化心理学

ロビン・ハンソン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784562056385
ISBN 10 : 456205638X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

儀式みたいにムダな会議。予防するより高額医療。宗教の不可思議…etc.人間はなぜ「不効率な行動」をするのか?不効率な行動をするのは「脳のなかのゾウ=隠された動機」のせい。AIと経済学の気鋭研究者が進化心理学からときあかす「戦略的不合理」の真相。

目次 : 第1部 なぜ動機を隠すのか(動物の行動/ 競争/ 規範/ 不正/ 自己欺瞞 ほか)/ 第2部 日常生活のなかの隠れた動機(ボディ・ランゲージ/ 笑い/ 会話/ 消費/ 芸術 ほか)

【著者紹介】
ケヴィン・シムラー : ライター、ソフトウェアエンジニア。ニューヨーク在住。10年にわたってプログラマー、製品デザイナー、エンジニアリングディレクターを務め、現在もテクノロジー、リーダーシップ、人材採用について新興企業の顧問を続けている

ロビン・ハンソン : ジョージ・メイソン大学経済学准教授、オックスフォード大学人類未来研究所研究員。社会科学博士、物理学ならびに哲学修士、また人工知能とベイズ統計学のプログラマーとしての経験を持つ。経済学(特に予測市場の理論と利用)だけでなく幅広い分野で知られ、その研究は多数の学術出版物で引用されている

大槻敦子 : 慶應義塾大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • hundredpink

    人間は複雑怪奇

  • Yuma Usui

    人という動物の習性や本能に迫った良書。不完全性定理を証明したゲーデルが自分の信仰と証明内容の間で苦しんだように、人によってはシンドい思いをしそうな内容。具体例が多いため理解しやすく周りや何より自分の行いを見る目が変わるかもしれない。生存・生殖欲求の達成を目的に、配偶子や同盟者の獲得を目標として社会的地位の向上を目指すスタイル。その方針に沿って消費活動や芸術や宗教、なぜ人は笑うのか、なぜ慈善行為を行うのか、などの答えが明確にされ度々笑ってしまった。何十万年も世代交代を繰り返した結果と思うと感慨深い。

  • りょうみや

    無意識の思考・行動全般。前半部で人他人によく思われたい、それゆれ他人の前にまず無意識的に自分をだますこと。後半部でトピックごと、例えば会話、消費、芸術、教育、医療において人は他人にアピールしたいという隠れた動機が潜んでいるのかを解説している。この観点で人間社会を見るとなかなか統一的に理解できて、進化心理学の鋭さが改めて分かる。これらの分野の専門家でない二人の著者がまとめたもので適度に具体例が多くわかりやすい。

  • のんぴ

    ある種の鳥は利他行動を行うが、それはいい鳥に見られたいからではなく、集団の役に立つことを示すことによって仲間を増やし生存が有利になり、寛大さを示すことで自分の力強さや健康をアピールしてメスに選択され生殖の機会を増やす本能的な戦略なのだ。人間は心の奥底では自己利益のためにアピールしたいとしても、意図があまりあからさまだと眉をひそめられて逆効果だし、別の動機を提示する必要がある。一番効果的なのが自分をだますことで、本当の動機に気付かずただ良いことをしたいからと思い込み、他者の賛同を得られ自己利益につながる。

  • サアベドラ

    会話や消費行動など、我々の日常の何気ない行動には、本人も気づいていない隠された動機が潜んでおり、それを社会心理学や進化心理学の観点から解き明かそうという本。経済学者とコンサルタント兼ライターの共著。前半は、自分たちが動機に気づかない理由とそのメカニズムについて。人間の脳というのは面白いもので、日本語で言うところの「本音と建前」のようなものを本人の意識の外でも使い分けることができるらしい。後半は実際の行動の個別事例に関する考察。いくつかの記述は、これは日本人に敷衍していいのかなと疑問に思える箇所もあった。

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